第54話 百日草(ジニア)を見かけると

文字数 631文字

 百日草(ジニア)を見かけると、つい写真を撮ってしまう。
私は百日草が好きなんだな。画像フォルダを見て、今更ながらに気がつく。


ちょっと色褪せた百日草もアンティークでいいなあ。
 
これは百日草じゃないけど、一緒にいた子。




百日草って、とっても可愛いのに、次から次へと無造作に咲く野性味も好き。



道路沿いの花壇。オレンジ色もいいですね。



 美人さんです。
実を言うと、「ダリア」と勘違いしていました。ダリアの葉っぱは、これより薄くてヒラヒラしてギザギザしています。



シングル咲きも、よきかな。



頑張っている。



この色も大好き。レモンイエローとアイボリーが混ざったような。


 それにしても……同じものを見て、自分が認識した色と、他人が認識した色って、一致しているのでしょうか。ちょっと怪しいと常々思っていました。

 これ、「逆転クオリア」という思考実験の一つだそうです。
「人によって感じられる質感が異なることはあり得るのか」

(例)私がレモンイエローの百日草を見ているときに感じる色(レモンイエロー)は、別な人にとっては違う質感で感じられているのかもしれない。

 哲学上の未解決問題らしく。

 
 哲学の話は別にして。
私が「きれいだよね」と人に勧めて、その人も「そうだね、きれいだね」と言ってくれて、でも実は互いの感じ方がちょっとずれていたりしたら、面白いなぁと思います。

 自分自身ですらも、現在と若いときの感じ方が若干異なるように感じます。
加齢のせいなのか、「赤色」が昔よりすっきりした感触です。


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