第40話 鶯のさえずりと、夏の花の画像①

文字数 645文字

 みなさんの居住区で、未だに鳴いている(うぐいす)はいませんか?
先週、息子と近所の食堂に向かう道すがら「ホーーホケキョ」と鶯のさえずりが町内に響きわたっていたな……

 季節外れに鳴く鶯……それは切ないお話……
パートナーがまだ見つからないオスという説が。それで求愛のために鳴き続けているという。
(縄張り争いのためという説もあり)
それを知る前は、「春告げ鳥という二つ名を持つくせに。鳥界にも変わりものはいるもんだ」と思っていました。

 このままだと声が枯れてしまうよ……と思ったのが6月で、今はもう8月……
同じ個体ではないのかもしれない。なんとなく町内に二羽いそうな気もする。
6月頃は必死こいて鳴いていたけど、今はなんとなく諦めムード。


 『電波観測所』でも書いたけど、私は昔話の「うぐいすの里(見るなの座敷)」には思い入れがある。
昔、河合隼雄著『昔話と日本人の心』第1章「見るなの座敷」を何度も読み返したから。
円環的世界の「豊潤さ」と「(くう)」よ。「もののあわれ」よ。なに言っているのかわからないですよね、私も説明を放棄しています。


 鶯といえば「見るなの座敷」の儚い女性のイメージだったけど、鳴くのはオスなのか。
鶯の声を聞きながらぼんやりそんなことを思って、なんか良さげな植物たちを見かけたら画像に収めて、そんな地味な夏。
あ、夏に限ったことではありません、地味な生活は通年です。


 今回は、溜まった画像のお蔵出し。
近所の夏の花たち。







  百合以外の名前がわからないけど、みんなそれぞれ美人さん。
 残りの画像は次回へ。


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