第16話 人間ドッグへ行ってきた②

文字数 1,070文字

 当日、人間ドックの階にエレベーターで昇り、午前7時20分に受付を済ませた私。
せっかちなので、予約はいつも「一番早い時間でお願いします」。

 問診をしている最中のこと。

女医「胃はバリウム検査を申し込みされていますね。ちょうど今、胃カメラの予約が1件キャンセルになったんですが、胃カメラ、いかがですか」
私「あっ、胃カメラ、お願いします! 予約取れなかったんですよ~」
女医「ラッキーですよ、胃カメラはもう年内予約でいっぱいですから」

 かくして胃カメラを初体験することに。


 体験した感想ですが、私はバリウム検査よりずっと楽でした。
バリウムは飲むのがきついし、そのあとひどい下痢になるし。
胃カメラ体験者が「鼻から入れる異物感が苦しい」と言っていたけど、まあ、なんとなく予想ついたし、なんなら予想よりたいしたことなかったし。
あくまで私の場合ですが。
(もしかして先生が上手だった?)


 左右の鼻、どちらが内視鏡を通しやすいか事前に看護師さんが「試行」しました。
何回か左右の鼻に管を通し、

看護師「左右どちらが楽ですか?」
私「うーん、どっちも同じです」
看護師「じゃあ若干、左の方が余裕があるので、左にしましょう」

 すんなり決まりました。
それから胃の泡を消す? カップ1杯の液体を飲んで待機。

 その間、右隣の男性の会話が耳に入り。
隣とは仕切りがあって顔は見えません。

看護師「生年月日と名前をおっしゃってください」
平成2年生まれだそうです。じゃあ32、33歳か。若いな。

男性「俺、胃カメラ初めてなんですよ~」
看護師「鼻に管を、あっっ、危ないから動かないでっ」「危ないから!動かないで!!」

 けっこう、すったもんだしていました。

看護師「これを飲んで、出てきた唾液は吐いてください」
男性「まずいっすね~~」

 看護師のイラつきが伝わります。
(別に無味無臭の飲み物で、「まずい」と口に出すほどのものではなかった。大人ならば)

 すごいお調子者みたいだけど、どんな見た目しているんだろうと気になって。
私、普段はあんまり人を意識したりしないんだけど。

 移動するときチラ見したら、広末涼子さんのW不倫相手、ゲイ界の橋本環奈の異名を持つ鳥羽シェフを痩せさせたようなルックスの方でした。人懐っこそうな。

 話は脱線するけど、広末涼子さんの夫、キャンドル・ジュンこと広末ジュン氏が今回の件で会見していましたね。
不倫騒動と福島の原発問題を交互に語り、平和を説き、自分語りをし、見た目もまんま教祖だし、「キャラ(つよ)」と感じました。


(付け足し)
人間ドッグの仮結果……特に大きな問題は無さそうです。





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