ハッピーエンドのその先に
ディズニー映画みたいに、魔法と王子様のキスですべてが解決したらいいのに……。
いいえ、そうはならないのが人生です! 他の方法で戦わなくちゃ。
私たちが「ハッピーエンド」を迎えて約20年。数々の現実に立ち向かい、今もどうにか「ハッピー」な結婚生活を続けています。
文中、身内の恥をさらすような箇所もありますが、ネットの匿名性があればこその記述です。
特定の価値観を押し付けるつもりはありません。ただ悪戦苦闘の日々をありのままにつづってみたら、何か見えてくるものがあるかも……?
というわけで、これは人生の一ケースです。楽しい話ばかりではありませんが、自分なりの精一杯の振り返り。お付き合い頂けると幸いです。
ファンレター
はじめまして。 昨夜から一気に読ませていただきました。 初め持った感想は 「こんな作品が無料で読めるんだ…」でした。 いくつも、人生の指針として記しておきたい言葉がありました。 大変なこと、深刻なことも感情論にならず、どなたにも思いやりと敬意を持って向き合っておられて、自分のあり方を恥じると同時に、私も少しでもそのように生きたいと希望を持ちました。 読んでいると穏やかに静かに染みわたるように感動しました。ありがとうございました。
ラストの2話、じっくり読ませていただきました。 33話はつばめさんの経験を通じて、「現代の介護とは?」という重く複雑な問いを投げかけているように感じました。34話は告別式の最後のほのぼのしたエピソードが印象的でした。でも、その最後の笑顔に至るまでに、つばめさんと御主人は、遠い道を二人三脚で歩いてこられたのだなと思うと、しみじみと感慨深いものがありました。「ハッピーエンドのその先に」――読み終わった後、タイトルが胸に響きます。 素晴らしいエッセイを読ませていただき、ありがとうございました!
最終章の告別式、とてもリアルで勢いがありました。さすがつばめさんの筆力! 告別式で、式が進むにつれ浄化されていく様子が伝わりました。けっこうドジった出来事の方が、後々思い出として家族と共有して宝物になりますよね。「ハッピーエンドのその先にある日々こそが、かけがえのない人生の本番」……名言です。締め切り間に合ってよかったですね。本当に大変だったと思いますが、完結お疲れさまでした。
29話からの展開には、本当に何と申し上げていいのかわかりません…。でも、こんな状況でも、そしておそらく時間もない中で、複雑なご自分の心理を的確にお書きになったつばめさんの筆力に心から敬服します。つばめさんに詫びた義妹。謝るという行為は、謝られた人よりも、むしろ謝った本人にとって救いになることが多いような気がします。謝った方はそれで気持ちが軽くなったかもしれない、でも、つばめさんの方はどうだったのだろうと考えてしまいました。「数千、数万の語を飲み込ん」だという言葉が、ずしりと重かったです。
急なことでこの度はご愁傷さまでした。なんて言ったらいいのかわかりません。つばめさんは十分に手を尽くしたと思います。だから義理のお父様も何度もありがとうと感謝して……。これから気忙しくなると思いますが、あまり思い詰めずになるべく身体は休めてくださいね。(返信不要です)
介護と病気治療について、真剣に読ませていただいています。とても臨場感溢れる描写なので、つばめさんのご家庭を覗かせてもらっているような感覚におちいるほど。なかなか思うようにならない介護のなかで、ジゾウ君の思いやりと、存在感がどんどん大きくなっているのを感じます。それから25話の『愛され能力』。子どものしつけを巡る義母の発言が巨大ブーメランになっていますね。そして、もちろん共感しましたよ~、私もつばめさんと同じ、甘え上手になれない仲間です。(^^;)
ジゾウ君、すごいっ! 「介護ってそれだけで完結するものじゃなくて~」からの一文、頷きながら読みました。御母様の背中を見て、いつの間にか成長しているのですね。これからもご家族の姿勢を学んで行かれることでしょう。 介護、自分の時間を取られるのは辛いですね。相手を思いやれば、自分が削られる。……コロナ感染が蔓延していなければ対処の選択肢ももっと多いのでしょうが。「嫁」はいろいろ押しつけられがちですが跳ね返して、納得できる範囲で少しでも楽な方法を選んでください。
コロナ禍での介護、「熱」には過敏になりますね。大変……!つばめさんのエッセイのいいところは、リアルな体験談とそのとき感じたリアルな気持ちを飾らずに綴られていること。そしてそれを踏まえながら客観的で前向きなアドバイスをされていること!押しつけが無いので、すーっと染み込むのです。そろそろ佳境でしょうか?次回の更新も待ち遠しいです!