第16話:実家の売却と江ノ島マンションに入居

文字数 1,631文字

 こうした米主導の有志連合に加え、ロシアもアサド政権を支援する立場から、シリア空爆を9月に開始。「イスラム国」対する国際的包囲網、が強まっている。何で、買わないのと不動産屋が、伊勢に聞いた。

 それに対し、伊勢が、年を取るとニーズも変わるし、状況も変化した場合、身軽に動ける方が、良いと考えてるからだよと、答えた。すると、私なら、買いですがねーと言うので、それなら、あなたが買ったらどうですかと告げた。

 不動産屋が、ご冗談を、買えっこないですよと笑った。他の不動産屋でも、江ノ島。藤沢地区から、茅ケ崎、平塚まで行くと横浜、東京へは、遠くなるし、何と言っても、江ノ島、鎌倉は、行楽地であるし便利も良い人気の場所ですと言われた。

 早朝、江ノ島で、格安の魚を売る市場もあると教えてくれた。奥さんの伊勢克美も確かに素敵な景色と語った。そこで海が見える高層階のベストで2LDKが、賃貸の物件が出れば、連絡して欲しいと話した。

 この話を伊勢の母の伊勢茂子さんに直接話すと、東村山の古い農家は、売っても良いと語り、その金を管理して、私の老人ホームの支払いなどもお願いしたいと述べた。伊勢知親が、了解と答えて、実家は、直ぐに売れないと思うので売買の様子などを随時連絡すると約束。

 また来ますと伝え老人施設を後にした。その後、東村山の周辺の不動産屋に行き、実家の販売方法について聞くと、売りたいなら更地にしないと売れないと言われた。9月3日、マンションの6階の2LDK62平米の部屋が家賃20万円で出でたと連絡が入った。

 数日後、江ノ島の不動産屋を訪問して、その部屋を確認した。マンションの15畳のリビングダイニングから海が一望できる事を確認した。9月15日までには、入居できると言われ、9月16日に引っ越すと伝えた。

 そこで、中学時代の同級生、地元の土屋工務店に電話かけて訪問した。すると、かつての同級生が、後を継いでいた。そこで、実家を更地にして売りたいと話した。ところで、どこへ引っ越すのと聞かれ、江ノ島と言うと羨ましいと笑いながら言った。

 伊勢の家は、木造の在来工法だから解体費用は、安いと言った。本当に俺に依頼するなら安くすると語った。その代わり土地はいくらで売るのかと聞くので、逆に、いくらで売れると聞くと整地すれば、高く売れると言った。

 東村山駅まで10分以内で、坪80から100万円、広さはと聞くので150坪位と答えた。土地の販売も任せてくれれば、土地の販売も任せろと言った。そこで、頻繁に情報を入れて欲しいと言うと、もちろんだと答えた。

 そして電話番号を知らせて、土屋工務店を後にした。やがて夏が過ぎて10月初旬、土屋工務店の土屋重義から電話で150坪の土地1億2千万円で売るなら買うと言った。そこで、お前が、買うのかと聞くと、その通りだと言った。

 建ぺい率が、良いので、自宅を建てて、借家も作って稼ぐつもりだと語った。それに対し了解と答えた。その後、正式に契約したいので、一度、東村山に来て欲しいと言われ、翌週、1人で出かけて行った。

 そして、言われた書類をそろえて、土屋工務店に行き、正式に売買契約を結んだ。その後、入金されたのを確認して、母のいる老人ホームを伊勢が、訪問し、実家を壊し更地にし1億2千万円で売ったと告げた。

 すると、母が、6千万円ずつに分けましょうと言い、伊勢が了解し、母の通帳の借りて入金して来ると告げた。その足で、銀行で振込手続きを終えてきた。そして、母に、通帳を返した。

 これで、充分なお金ができたから、私は大丈夫よと話した。そこで、また、たまに、訪ねてくると言った。すると、あなたたちは、どこに住むのと聞かれ、湘南の江ノ島,海の近くのマンションと答えた。

 すると、素敵ねと言うので、そのうち、自宅に来てみる聞くと、もちろん見たいわと答えた。それなら、車で、この老人ホームへ迎えに来るよと言うと、楽しみにしていますと言い、喜んでくれた。
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