第12話:東日本大震災と円高と投資開始

文字数 1,660文字

 宿は、熱海港近くのローマ風呂で有名な温泉ホテルで、チェックインして、直ぐに、ローマ風呂に入って、温まってきた。その後、部屋でゆっくりして、18時過ぎに夕食を食べに行き、ホテルから熱海の夜景を眺めて、写真を撮った。

 そして、熱燗の酒を飲んでから22時過ぎには、床についた。翌日は、朝食後、チェックアウトして、起雲閣へ向かい、底のガイドツアーに参加して、素晴らしい庭園を眺めたり、豪華な和室、洋室、天井、ステンドガラスを見て回った。

 その後、カフェで、珈琲を飲んでから、起雲閣を後にして、来宮神社へタクシーで向い、境内を散歩して、お参りしてきた。そして、熱海駅に戻り、17時頃、東村山の自宅へ帰って来た。その後、12月28日に伊勢和人と伊勢昭二が実家に帰って来た。

 その晩は、仕事の話などをして酒を酌み交わして、床についた。それから自宅では、ゆっくりとして過ごして、正月を迎えた。地元の神社へ家族4人で行き、初詣をしてきた。その後1月3,4日には、家を後にして、子供たちは、職場に戻っていった。

 2011年は、小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で、検察審査会の起訴議決を受け、検察官役の指定弁護士は1月31日、政治資金規正法違反「収支報告書の虚偽記載」罪で小沢元代表を強制的に起訴した。

 石川知裕衆院議員ら元秘書3人と共謀し、2004年に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入する前に元代表から借りた4億円を、同年分の収支報告書に収入として記載しなかったなどとされた。元秘書3人は9月26日、いずれも執行猶予付きの有罪判決を受けた。

 そして、2011年3月11日14時46分、宮城県沖で国内観測史上最大のマグニチュード9の巨大地震が発生。15時半前後には、大津波が、次々と東日本太平洋沿岸部を襲った。宮城、岩手、福島の3県を中心に死者は約1万5800人、行方不明者は約3500人に上った。

 東京電力福島第1原発では電源が止まり、原子炉は冷却機能を喪失。核燃料が溶け、1~3号機は炉心溶融が起きた。1、3、4号機は水素爆発により原子炉建屋が大破。放射性物質が大量に放出される最悪の事態に陥った。

 国土地理院によると、青森から千葉までの6県の浸水面積は561平方キロ。津波はすさまじいエネルギーで家屋や港湾、工場施設などを破壊。政府の試算では、地震・津波による住宅などの直接的被害は16兆9千億円に達する。

 ピーク時には約47万人が避難し、国内外から支援の手が差し伸べられた。原発事故に見舞われた福島県では警戒区域、半径20キロ圏への立ち入りが制限された。 その他、各地で除染作業が行われた。

 放射性物質に汚染された農産物が関東などでも見つかるなど、農林水産・畜産業も大打撃を被った。政府・東電は「冷温停止状態」を宣言する見通しだが、廃炉までには30年以上は、最低、かかるとされた。

東日本大震災による東京電力福島第1原発事故などの影響で、各地で電力供給不足が深刻化した。東電管内では震災直後、地域ごとに送電を一定時間止める「計画停電」を実施。

 電力需要が高まる夏場の7月1日~9月9日には、政府が東電と東北電力の管内で37年ぶりに「使用制限」を発動した。対象企業だけでなく、個人も節電に協力した。一方、定期検査で運転を停止した原発の再稼働に地元自治体が同意しないケースが続出。

 地震・津波の危険性が指摘された中部電力浜岡原発は5月、政府の要請で運転停止に追い込まれた。全国54基の原発のうち、年末時点で稼働したのは6基。原発依存度の高い関西電力と九州電力の管内では、供給不足をカバーするため冬場の節電目標を設定した。

 東日本大震災や欧米経済の先行き不安などを背景に、円相場が歴史的な高水準で推移し、輸出企業の海外移転による国内産業の空洞化に懸念が強まった。最初の円急騰は、3月17日。震災前は1ドル、82円前後だった円は、投機筋の思惑買いで76円25銭。1995年に記録した戦後最高値「79円75銭」を更新。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み