第23話:投資と昭二の英会話教室

文字数 1,638文字

 2018年も天災は続いた。6月の大阪北部地震は、学校のブロック塀が倒れ通学中の小4女児が死亡するなど6人が犠牲となった。7月の西日本豪雨は14府県で計220人を超える死者を出し、平成最悪の豪雨災害となった。広範囲な土砂崩れなどで1万7000戸以上が全半壊。避難所で暮らす被災者は一時、1万2000人を超えた。

 異常気象も起こり「災害級の猛暑」が続き、同月23日には埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録。9月の台風21号は近畿地方を縦断し、10人以上が死亡。高潮などで関西国際空港が閉鎖され打撃を与えた。

 最大震度7を記録した北海道地震では、厚真町を中心に41人の犠牲者が出た。震源地に近い苫東厚真火力発電所が停止し、道内のほぼ全域295万戸が停電するブラックアウトも発生した。

 ドイツで長期安定政権を率いてきたメルケル首相が10月29日、州議会選連敗の責任を取り、中道右派与党・キリスト教民主同盟の党首を辞任すると表明した。首相職には2021年の任期満了までとどまる方針だが、その後は政界を引退する。

 欧州連合「EU」をけん引してきたメルケル氏の引退表明は欧州各国に衝撃を与えた。メルケル氏は2005年に首相に就任し、ギリシャ財政危機への対応や2015年の欧州難民危機で難民受け入れに積極姿勢を示すなど指導力を発揮。

 一方、欧州では反難民を掲げるポピュリスト政党が台頭、メルケル氏の寛容政策は国内外で反発を招き、求心力も低下。昨年9月の総選挙では議席数を大きく減らした。半年間の交渉の末に中道左派・社会民主党との連立で第4次政権を発足させた。

 2018年10月2日、早朝、伊勢知親の買ったSPDR・S&P500株の気配値が33350円と高く、1000株を成り行き売りした。すると、すぐ売れ、税引き後利益が、3100万円で、投資残高が、8040万円となった。

 2018年10月4日、114.7円で「手数料7銭」75万ドルを日本円に替えると8550万円となった。そして、12月に家賃5万円として1年分60万円を払うと言うと、父が、食費込みで月5万円もらうよと言い、母に渡した。

 その後、10月6日から、両親が協力して、英会話教室の開催すると横浜駅前でビラを配りして、1週間後の10月13日までに34人から参加希望のメールが届いた。その後、昭二は、横浜駅近くの貸会議室を探して会場を決めた。

 土曜の13~14時、日曜の13~14時に英会話教室を開く事にした。最初、伊勢知親と奥さんが手伝った。その料金は、参加時に1回千円を徴収。10月20、21、27,28日の4回をこなした。

 その後、入会したメンバーの口コミで、さらに16人が参加し合計50人となった。そこで、アルバイト学生を募集し、男女2名の大学生を採用して、11月からの土日、英会話教室を続けた。メンバーは、ほとんどが、海外勤務希望者が多かったようだ。

 12月16日に英会話教室の忘年会を横浜で開くと、昭二が,アメリカで働いた時の経験を話すと、盛んに質問が出て、面白かったようだ。この結果、昭二は、月に手取り10万円以上稼げるようになり、実家で、生活して何とかやっていけるめどがついた。

 その後、英会話教室後、有志で、会合を持って、昭二のアメリカでの生活の話をしたそうだ。2018年12月25日、早朝、SPDR・SP500株の気配値が、25960円となり、次男の昭二にも、この情報を伝えた。

 する、父が1500株を成り行きで買うと言うと、俺も同じ株数を買って欲しいと言われ、すぐ、1500株ずつを成り行き買いを出すと、平均25900円でかえ、それぞれ、3135万円ずつで買え、伊勢知親の投資残高が1730万円。

 その後、昭二が、3125万円を伊勢知親の投資口座に送金し、投資残高が4865万円に回復した。そして、昭二は、後日、ネット証券に投資講座を開設し1000万円を送金し、昭二の資産が,4365万円となった。
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