第37話 ぶおん

文字数 399文字

「ゆのん?かぁ」
「う……うん」
「まあ、まずはごはんにする?それとも……」
「えっ……お父さんキモッ。顔に、ごはん粒ついてるし」
「げ、本気と書いて、マジか、はははっ!!」
「良い歳こいて、何やってんだか……しかも本気と書いてマジだとか、時代錯誤も甚(はなは)だしい」
「おはよう」
「お……、おはよう」
「ゆのん、ごはん、できてるわよ」
「あ、お母さん。は、はい……」
「納豆は食べる?」
「た……た、食べる……絶対食べる……」

 あれ、な、涙が出てきちゃった。どうしよっ、わたし恥ずかしい……お父さんやお母さんにも、こんな顔見られたくないのに……、な、涙が止まらない……なに?身体も震えてきた……はぁあああ、ぴえんやぱおん、もはや、ぶおんぶおん

「ゆのん……世界で一番かわいい子」
「いっぱい泣いていいんだよ」
「あ…あ、あぁああありがとう!!!!!!、、ご、ごめん、ほ……ほ、ほんとうに……ごめええええぇヴぇええーーん」
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