第29話 日記②

文字数 1,088文字

20✕✕年7月13日
高野ゆのん

 あれだ、今日何故か、数学の平面図形の授業で思ったけど、キャラ判別するのも、キャラ作りするのも現代病なんじゃない。人を理解したり、分かったふりでもしたいのかな。

 そもそも人は
 商品じゃ無い……
 命を軽んじてるし、さげずみ過ぎ。
 いやらしい魂胆が丸見えの場合だった
 と
 してもだよ!

 人は良い意味で不可思議な存在。
 存在しているだけでも
 役立ってるし、はなまる。
 代わりがきかない
 枯れることがない花だよ。
 
 カテゴリーやレッテルを貼らないと、心の整理がつかない、という応急措置の仕方が間違ってる。しかも下手すると、

 とある集団が、とある正当性を確保
 継続するための
 スケープゴートを作りかねない。
 その被害者になった人の傷は深く
 一生懸かっても癒えない。

 わたしも、正直嫌がらせのようなことは、されたし、体験してきたけれども、わたしは、その嫌がらせをしてきた人達に復讐してやろうなんて、よぎったことはあるけど、深追いはしない。だって、逆に悔しいじゃない、同じ反応するなんて。

 しかも
 復讐には復讐しか生まないし
 人の命を
 そんな低レベルな次元に持っていきたくない。
 
 サッカー部のマネージャーをやりはじめて、分かったことは、失敗は、失敗じゃないということ。けれども、それを注意したり、頭ごなしに否定する態度や反応をとったりすると、その選手が立ち直りづらくなるのも事実。

 そもそも
 人は弱点もあって、繊細な生き物。 
 だから
 弱点や繊細な一面を見せあっても
 一緒に前を向いて
 進めるかどうかが
 大事なの。

 見方によれば
 弱点やコンプレックスが
 その人の最大の魅力や美徳かも知れない。
 持ちつ持たれつ。

 わたしは、このサッカー部を絶対に良いチームにするのだから。わたしが入ったことにより、チームにどんな影響を与えられるのかも、正直気になるし。

それにしても
にしてもだよ、、やはり、ハルさま、やばっ。

*******************
【今日の出来事】
○川谷くんと人間について話した。やっぱ川谷くんとは人間オタぶりが、シンパシーを感じる。洞察力やアイデアなど。
○体育で足つった。マジ痛かった。たぶん、塩分が足りてない。
○みつきにボールペン貸したけど、返ってこなかった。まあ、みつきにならあげよ。
○とにかく熱かった。改めて、この灼熱のなかでサッカーしてるウチの部員は、とにかく凄い。
○今日というか、最近、音楽の聴き方が変わった。メッセージやメロディーがドンと入ってくる。音楽に限らずかも知れないけど、、それによって、意味不明なところで、涙を流してしまう。
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