第23話 日記

文字数 747文字

20××年6月3日
 高野ゆのん

 ゆのん史における神話がはじまった!「的な」とかは使わない、というか、使えない……。この稲光は、まことに天然であって、暗黒にまばゆい光を与え、認識する間も無く、雷音が轟いては、鳴り響き、轟いては、鳴り響いた。

 わたしは言った。
「これが人生というものなのだろうか……。あああまりの光に、わたしは、言葉を失い、声を失い、ついには心まで失って、ただただ魂となるだけ」

 今日の夢も妖精の国だとか、天使(ポポロ)だとか、虹の聖杯だとか、目覚めてからも、桁外れのパワーがみなぎっていたし、、何か予感してたのかも知れないけれど、、

予感を超えていって
キャパシティーを超え
わたしのわたしを超えていって
……はぁ、はお。

明日、サッカー部に正式入部かぁ……
明日晴れるかな?
紫陽花が綺麗な季節だけれども。

もしも雨が降ったら
その時はその時で
雨に感謝して
梅雨に感謝して
つゆつゆになってしまって
雨をまるごと楽しもっ。

想像していた以上に忙しく
きらめいた世界がわたしを待っている……
やってやる!やってやるわ!!
だって、こんなにも
ワンダフルでビューティーフル
フルーツがはじけたような
心、心音
魂のリズムになったことないもの♪

*******************
【今日の出来事】
○数学の授業で先生に指される。黒板に答案を書いている途中で、チョークが「ボキッ」っと折れて、クラスに笑いが起こる。
○坂井は相変わらず、わたしにちょっかいを出してくる。ことねとみつきを巻き込んで逃げる。
○前から気になっていた、街の鳥がシジュウカラという名前であることが判明。
○広川先生に承認され、入部届け提出。
○サッカー部初めての見学。
○ハルさまと、ベリーベリーハッピーな会話♥️
○小野先輩と感動の帰り道。小野先輩はもはや女神。
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