第42話 試練と復活③
文字数 522文字
ゆのん
夢の跡、轍?ではないけど
漠然とした
善いことは
もう
終わり。。
つまり
日本語だと
「愛」
だとか
「ひとつ」
だとか
英語だと「one love」
とか……
ゆのんは、とある
魔法の絨毯に乗った
おばあさま
の
夢を見た。
見たあとは
幸福も多少あったが
どちらかと
いうと
異国の地で
とり
残されたような
感じだった。
目が覚めたあと
何故か、アリストテレスの「最高善」についての思いが、よぎった。この前、YouTubeでぼんやり観ていたものであったが、、
直ぐさま、ゆのんは「最高善」を
「全世界救出」に定めた。
これを定めれば
「道徳的善」「有用的善」「快楽的善」
が
悪に染まることがないと
思ったからである。
そして
先ずは、見返りのない、
空気のような透明感あるものにしようとした。
それから
本当のやさしさは
決して、気付かれない。
「愛」という
抽象的なものよりかは
厳しくて具体的な課題を
胸に抱きはじめ
先ずは
サッカー部のマネージャー活動を通じて
それに取り組もうと
固く決意した。
エトス(習慣)は
やがてエートス(性格・人柄)になる。
時刻は
04:47
二度寝をするのではなく
夢日記と日記に
決意を
身体全体や魂に刻みながら
綴った。
眠れる天使たちよ
目を
覚ましたまえ。
眠れる天使たちよ
愛の炎から
生まれた天使たちよ。