第24話 通学
文字数 540文字
わ、ランタナの花って、なんでこんなにかわいいのだろう。小さくて、色んな、色んな。なのに何故?葉が奇妙にゴツゴツ立っているように感じるのは……、わたしの歪(いびつ)な一面というか、それこそ不可解な一面が見えてるのかな……。今日も、朝から、コツコツと同じ顔ぶれが並んで小さな街を歩いてる。今日のあのスーツ姿の人、茶色から黒に変わった。妄想を膨らませたところで、分からないけれど、何かあったのかな?単に、コーデのローテーションなのかな?
もしかしたら、あのスーツの人にとっても、わたしの日々の些細な違いが、デフォルメした極彩色のように、感じてるのかも知れない。あ、あれは二羽のシジュウカラ。新しく巣でも創るのかしら?決して、カモフラージュしているようには、見えない。
***
『虹』
あなたとわたしに
金箔の朝
虹が架かる
今は
西瓜とアイスクリーム色で
こんなにも
はっきりと愛の約束を繋いでくれている
もう
あいまいに話すことは
やめることにしたよ
けれども
夢のコトバが完成してからじゃないと
話せないこともあるんだ…
悲しみの仮面と薔薇は
さっき
果てしない宇宙に
明け渡したところだよ…
わたしはこれから先何があっても
決して後ろは振り向かない
おおばかものになって
ひたすら前を向いて
翔ぶ
それから
ひたすら前を向いて
翔ぶ
もしかしたら、あのスーツの人にとっても、わたしの日々の些細な違いが、デフォルメした極彩色のように、感じてるのかも知れない。あ、あれは二羽のシジュウカラ。新しく巣でも創るのかしら?決して、カモフラージュしているようには、見えない。
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『虹』
あなたとわたしに
金箔の朝
虹が架かる
今は
西瓜とアイスクリーム色で
こんなにも
はっきりと愛の約束を繋いでくれている
もう
あいまいに話すことは
やめることにしたよ
けれども
夢のコトバが完成してからじゃないと
話せないこともあるんだ…
悲しみの仮面と薔薇は
さっき
果てしない宇宙に
明け渡したところだよ…
わたしはこれから先何があっても
決して後ろは振り向かない
おおばかものになって
ひたすら前を向いて
翔ぶ
それから
ひたすら前を向いて
翔ぶ