文字数 439文字



子どもの頃は夜中に地面も揺らすほどの
稲妻が死ぬほど怖くて眠れなかった
いつからか雷が鳴ると部屋の電気を全て消して
窓の外をただ眺めてるのが楽しくなった

色んなことが些細なことになって行く
それは大人になっただけだから
それとも心が冷たくなったから
一つ何かを知ると何かを見失い
ここから始まりの場所へいざなわれてく

トマトには砂糖をふりかけて食べてた
わたしの周りでは当たり前の出来事も
井の中の蛙と嘲笑う狭い世界の全ての人が
正しいと限らない事はもう世の中の常識

何かの事象にはそれぞれ何かしらの
意味があったりなかったり
場合によっては建て前なだけ
一つ何かを得ると何かを手放して
終わりのない旅の終着駅を目指していく

欲しいものに近づけるかどうかなんて
今日が明けてもわからないけど
0か1かで言ったら前向きで何もかもが進んでる
なりたくなかった大人にも順調になれたから
贖うように流されるのも悪くないのかもしれない
ただ動かないよりはマシな事はわかる
いつかあなたに会いたいから
とりあえずという魔法を唱えて朝を迎える









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