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文字数 327文字



秋の香りを感じた帰り道
久しぶりに少し遠回りして
見慣れぬ道をゆっくり歩く

あの人の新しい歌を何にも邪魔されずに
広い空の下で聞きたかったから
大きな公園のベンチに陣取る

ひとつ一つの言葉たちが
時に踊るように激しく
時に物語を紡ぐように流れる

恋の歌も慰めの歌も
心の隙間からわたしの中に入り込んで
くすぶる感情を揺り動かす

あの人の想いが誰かの思いに重なり
いつの日かまたあの場所で
今日手に入れた気持ちと共に踊りたい

秋の香りは早い日暮れと星空を誘い
わたしの背中をそっと押してくれる
またいつか会えると優しく囁いて

恋の歌も慰めの歌も
心の隙間からあなたの中に入り込んで
くすぶる感情を揺り動かす

あの人の想いが誰かの思いに重なり
いつの日かまたあの場所で
今日手に入れた気持ちと共に踊りたい
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