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文字数 239文字



舞い降りた白い羽根が
今のくだらない思考から一瞬目を奪う
朝靄に包まれたこの道は
どこへ向かい どこに導くのか
言葉は常に頭に浮かび消えていくけれど
心を高ぶらせて光を放つのは
今じゃない
心の扉を全開にしておきなよ
今日は一晩中僕と踊ろうじゃないか

振り払うように天を仰ぎ
誘(いざな)われて迷い込む都会の迷路
その片隅に座り込んで
手招きするのは天使か悪魔か
魂は彷徨い人のように移ろいやすいけれど
安らぎを求め腰を据えるのは
今じゃない
居心地の良さが全てじゃない
逆風だとしても歯向かってやろうじゃないか



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