文字数 499文字



遠くで鐘の音が響く
どこかでまた幸せな門出を祝ってるのかな
風は穏やかに軽く汗ばんだ頬を撫でる
無心に走る同じ道も時折
喜びや悲しみの出来事に彩られ
季節の匂いとともに心に刻まれる

毎日誰かと出会い
その全てが永遠の繋がりじゃないとしても
1人じゃ生きられないから
明日を信じて笑顔で手を差し伸べよう
毎日誰かと別れ
たとえこのサンドイッチが最後の晩餐だとしても
奇蹟があると信じて
明日からの夢を語り合おう

道無き道を駆け巡る行く当ても定まらぬまま
息を殺しても何かにもがいても
誰かのためならあの場所へたどり着けるだろう
たとえ僕のこの命の灯火が消えても
君が笑顔になり続けるための糧になれるのなら
僕は光のカケラになって輝き続けるだろう

満員電車に埋もれた
夢や希望を咲かせるために戦う若人
10年後に全てが活かされなくとも
とりあえず目の前にある高いハードルに
挑むために呼吸を整え
不器用ながらにも青空に翼を広げる

毎日何か手に入れ
その全てが必要じゃないただの石ころだとしても
自分だけの大切なものに変わるから
簡単には諦めないで見極め続ける
毎日何かを手放し
あとで後悔するほどの大きな夢だったとしても
本当に必要なら
またどこかの街角で巡り会えるよ



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