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文字数 459文字


人目を気にして喫茶店へ入るとか
有名人とかじゃないんだから
そんな日が来ると思ってましたか
季節の味を満喫するのに
電車やバスを乗り継いで遥々そこまで行かずに
店やらウチやら身近なとこで
取り寄せて終わりとか考えてましたか

半年も経つと人はやはり慣れるもので
瞳だけ見せ合って安心を求めてる
ついたて越しの会話もただの風景
密とかディスタンスとか
新しい流行り言葉も耳障りじゃなくなってる

それでも生きていかなきゃならないから
お腹もすくし眠くもなるし
お金も必要だから働きもする
必死に戦って必死に守ってただひたすら
明日を迎えるために今日を生きてる

同じ攻撃喰らっても人によって
痛さや怖さや苦しさが違うから
自分のメジャー持ってはかれないけど
自分の出来ることより少しだけ
背伸びしてやれる事をすれば
何とか歩いていける気がするんだ

少し元気を多く手に入れられたら
足りない誰かに分けられるなら
歩いていける仲間が増えていく
1人じゃないそう思えるだけで強くなれるなら
僕はひたすら余った元気を携えて
いつか出会える誰かのために
この手を伸ばし続けよう
僕が僕であるために


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