第2話

文字数 6,891文字

第2話 大事なテリヤキバーガー

鳩谷健人と下島純次は明京大学の学食で、ランチを囲んでいた。
健人は牛丼を頬張りながら聞いた。
「この前、海で会った子、覚えているだろ」
「あぁ。あの高校生だろ。可愛い子たちだったな」と純次はニンマリした。
「洗濯してくれた方の北宮花織という子から手紙が来てさ。みんなで撮った写真を送ってくれたんだ」
健人は封筒から写真を取り出した。
「同じ写真が2枚入っていたから1枚やるよ」
純次はカレーを食べていた手を止めて、紙ナプキンで指を丁寧に拭いて写真を手に取った。

健人は封筒を見せた。
「これ、花見野山荘(はなみのさんそう)と印刷された封筒なんだ。なんか旅館っぽいだろ。あるいはホテルかもしれない」
「そう言えば小京都みたいな所に住んでいるって言ってたからね。観光旅館かもな」
「……ということはあの子は旅館の娘か」
「たぶんな」
健人は図書室でコピーした地図を取り出して広げた。
「封筒の住所は栃木県の足利(あしかが)市なんだ。地図を見たら街の真ん中に渡良瀬(わたらせ)川が流れている所なんだ」
「渡良瀬川ってどこよ」
「利根川の支流のようだ。この渡良瀬川を下っていくと利根川に合流するんだ」
純次は地図の中に利根川の文字を見つけた。
「この川か。あのデカい利根川かぁ」
「そうさ。さらに川を下っていくと途中から利根川と江戸川に分岐して、利根川は銚子で太平洋へ、江戸川は東京湾に流れていくんだ」
健人は川を指でなぞりながら
「この川沿いの土手を自転車で行けるらしいんだ」
純次は身を乗り出した。
「超ビックコースじゃないか。走ってみたいな。境川や多摩川なんかと比べ物にならないもんな」
「ちょっとチャレンジしてみないか!」
「うおぉぉ」と純次が思わず叫ぶと周囲の学生が何事かと振り返った。

「1日じゃ往復は無理だから。この花見野山荘に1泊するのはどうよ」と健人は提案した。
「いいね。電話して予約した方がいいかな」
「自転車だから行けるか行けないか、当日のお天気次第だろ。予約はムリだよ」
「じゃ。突然、泊りに行ってサプライズか。面白そうだな」
健人は箸を止め、遠くを見る目で言った。
「あの高校生。ビックリするだろうな。どんな顔するかな」
純次はテーブルの上に置いてあった写真を見ながら聞いた。
「じゃぁ。健人がビックリさせたいのはどっちの子だよ」
「じゃあ。1、2、3で同時に指を差さないか」
「1、2、3!」
二人は北宮花織の方を同時に指差して指が重なってぶつかった。
その瞬間、純次はすぐに青山繭実の方に指を差し変えた。
「取り合いにならなくてよかったな」と純次は作り笑いをした。



出発の朝がやってきた。
雲も薄く、風も穏やかで絶好のコンデションだ。
健人と純次は自転車を折り畳んで運ぶ輪行で、横浜から千葉県の松戸駅まで電車で向かった。
そして駅から出ると自転車を組み立てて出発した。
ここから江戸川、利根川、渡良瀬川へ川を繋いでサイクリングする計画だ。走る距離は約90キロ、休憩を入れて約7時間のロングライドだ。

高い堤防上に続くサイクリングロード。そよ風は気持ち良かったがペダルを漕ぎ続けるとTシャツ1枚でも汗が滴り落ちた。
どこまでも長い長い道を進み、昼頃には利根川から支流に入り、ようやく渡良瀬遊水地へ入った。
葦原が風にそよぎ、広大な水面を見ながら彼らはコンビニ弁当を食べた。
「この遊水地を越えたら、いよいよ渡良瀬川だな」
「そうだな。足利までもうすぐだ。頑張ろうぜ!」

陽が西に傾きかけた頃、足利の街並みが見えた。
足利駅前の観光案内図で花見野山荘の住所を探して自転車で向かった。しかしその住所までたどり着いたものの困惑した。健人は辺りをキョロキョロした。
「この辺りのはずだが。旅館もホテルもないな。一体どこだろう」
純次はシャッターが閉まった店の看板を指さして。
「あれ。花見野山荘と読めないか」
店のシャッターには定休日の案内が書かれていた。
そこへ親子連れが来た。
「あぁ、休みかぁ。残念だったね」と母親が子供に言い聞かせた。
健人はその母親に、ここは何の店かと尋ねてみた。
「足利ではすごく有名な和菓子屋さんですよ」と母親は得意げに言った。
健人と純次はお互い呆然とした。
「うわっ。旅館じゃないのか。ヤバイ! 予定狂った。すぐ泊まる所を探さないと」
と純次は言うと慌てて自転車に乗ろうとした。
しかし健人が自転車を押しとどめた。
「とりあえず北宮さんに連絡するのが先だろ」

二人は店の裏手にある工場らしき建物に回って見たが、明かりが消えて人の気配が感じられなかった。
そして工場よりさらに奥に別棟の家があった。その玄関には北宮の表札が掲げられていた。
インターフォンで呼び出そうかと考えたものの思い留まった。いきなり自宅に押しかけるのは気が引けた。
先ずは封筒に印刷された花見野山荘の電話番号に掛けてみることにした。

大通りに出て公衆電話ボックスを探した。
少し進むと大通り沿いに公衆電話ボックスがあった。そこで電話したが誰も出ない。
「海で会った時、自宅の電話番号を聞いておくべきだった」と健人は悔やんだ。
「残念だけど彼女とはご縁が無かったと思えばいいさ。それより今夜、泊る所を探そう」と純次は言うと電話ボックスを出ようとした。
しかし健人が純次の腕を引き留めた。
「いや。せっかくここまで来たんだ。彼女に会ってみたいだろ。もう夕方だから学校から帰ってくる。それまで家の近くで待ってみないか?」
「ダメだ。早く泊る所を押さえないと部屋が無くなってしまうよ」
「あの表札を見ただろ。彼女は必ず帰って来る。彼女を待つのが先だ!」
「いや、泊るところが先だ!」
二人は意見がまとまらず公衆電話ボックスの中で言い争った。



その頃、箕輪(みのわ)佐智子(さちこ)は放課後、クラスの仲間たちといつものファミレスで集まる約束をしていた。
だが遅れてしまい道を急いでいた。

途中、カバンの奥でポケベルが鳴った。
ポケベルは学校に持ち込み禁止になっていたが佐智子はいつもカバンの中に隠し持っていた。
ポケベルには家の電話番号下4桁が表示されていた。これは家に電話をしろと言う意味だろう。
急いで近くの電話を探した。

大通りの公衆電話ボックスの中にサイクリングウェア姿の二人組の男がいた。
彼女は電話ボックスの横に並んで彼らの電話が終わるのを待った。
しかし彼らは電話をするわけでもなく、中で何か言い争っていた。
電話ボックスの前には自転車が2台置かれ、まるでバリケードのようだった。
彼女は家族に何か起きたのかと心配する気持ちと早くファミレスに急ぎたい気持ちが交差した。その急ぐ気持ちを抑えてジッと待ったが次第にイラッとしてきた。

ついにしびれを切らして、自転車を避けながら手を伸ばして電話ボックスの戸を叩いた。
「電話、まだですか!」

健人と純次は突然、扉を叩く音に驚いた。
慌てて二人は電話ボックスを飛び出した。その途端、自転車を押し倒してしまった。
倒れて来る自転車を避けようと佐智子はよろけてバランスを失った。とっさに健人はボックスを飛び出し、佐智子の身体を支えたまま彼は歩道に転倒した。

佐智子はすぐに立ち上がったが、下敷きになった健人は腰をさすりながら歩道からゆっくり起き上がった。
彼は苦痛を堪えながらも平謝りだった。
「ごめんなさい。本当にすいません。大丈夫ですか」
深々と頭を下げる彼の姿に佐智子はさっきまでイラッとしていた気持ちがスッと消えた。
「私は大丈夫だけど。あなたの方こそ大丈夫なの?」
「僕は大丈夫。あなたにケガがなくてよかった」
電話ボックスの前を塞いでいた自転車を純次が片付けると道を空けた。
「電話を待たせてすいません。どうぞ」
佐智子はようやく電話ボックスに入った。

けれどガラス越しに彼を見るといつまでも腰を擦っているが気になった。
彼女は扉を開けてもう一度、尋ねた。
「本当に大丈夫なの? 私のために痛い思いさせてしまって。ごめんなさい」
すると健人は笑顔で、頭の上に両手で大きな輪を作って応えた。
その彼の笑顔に佐智子も顔がほころんだ。
佐智子は電話をしながら、自転車で走り去って行く彼らを見送った。
身体をサッと支えてくれた彼の腕の感触が残った。またどこかで彼らと会えればいいなと思った。

佐智子は家に電話すると母が出た。
「テリヤキバーガーの割引セールがね。今日が最終日なのよ。帰りに必ず買って来てね。必ずよ」
全くつまらない内容だった。家族に何事もなくて良かった反面、なんだか全身の力が抜ける気がした。
家族とベル友になっていてもろくでもない連絡ばかりだ。
でもお陰でちょっといい出会いをさせてもらった。それで帳消しにしようと思い直した。

テリヤキバーガーの袋を手にファミレスに到着した。
仲間たちはクラスの噂話で盛り上がっているところだった。
花織や繭実が座っている隣に佐智子は無理やり席を詰めさせて座った。

座るとすぐに花織に話し掛けた。
「繭実と鎌倉に行ったんだってね。何かいいことあったでしょ」
佐智子は演劇部の脚本担当で、話を盛るのが得意。彼女の手にかかればクラス中、いや学校中に根も葉もないことが広まるのは間違いない。
「いや。何もないわよ。ただケーキ屋巡りをしに行ってきただけだから」
「嘘でしょ。帰ってきても美味しいケーキの話を一言もしないもの。様子が変だわ」
佐智子は今度はホコ先を繭実に向けた。
「何か言えないことがあった? ケーキよりもっと甘いことがね」
繭実はドキッとしたが平静を装った。
「もしそんな良いことがあったら、真っ先にみんなに自慢するわ。
仕舞っておけない私の性格を知っているでしょ」
佐智子はその言葉にあっさり納得してしまった。途端に鎌倉のことに興味を失い、他の仲間の話の中へ分け入って行った。
花織と繭美は佐智子の追及をかわしてホッとした。

しかしそれも束の間、佐智子の背後の入口からサイクリングウェア姿で入ってくる男たちが一瞬見えた。
それは海で出会った鳩谷健人と下島純次。あの日と同じウェア。間違いなく彼らだった。
花織と繭実はほぼ同時に反応し、お互い顔を見合わせた。
花織は今日の会計当番の佐智子に近づき、千円札を渡して耳打ちした。
「急に用事を思い出しちゃった。これで2人分払っておいてね。ごめんね」
花織は繭実に目くばせをすると一緒に席を立った。
そして健人と純次に気づかれないように店の外へ出た。

「花織。なんであの人たちがここにいるのかしら」
「私にもわからないわ。とにかく店から出てくるまで待ってみようよ」
花織と繭実はファミレスの向かいにあるコンビニに飛び込んだ。
そして窓際で雑誌を立ち読みするフリをしながら目はファミレスに向いていた。

しばらくすると健人と純次がファミレスから出てきた。すぐ花織と繭実は彼らの所へ走った。
お互い再会した瞬間、全員同時に叫んだ。
「何でここにいるの!」
まさにお互いに同時サプライズだった。
純次はホテルの案内パンフレットの束を見せ、ファミレスで泊るホテルを相談していたと話した。
「僕たち、ここの土地勘がないから、なかなか決まらなくて。どこかオススメの所ないかな」
その問いに花織が答えようとした時、次のサプライズがやってきた。

ファミレスのドアーがゆっくりと開いた。
続いて女たちの話し声が聞こえてきた。
繭実はとっさに純次の手を掴み強引に引っ張り、ファミレスの建物の陰に逃げ込んだ。
花織も健人の手を掴み、繭実の後を追った。

純次が落としたパンフレットの上を歩くパリパリと紙の音がした。
繭実は唇に人差し指を当てて音を立てないよう促した。
物陰でクラスの仲間たちが立ち去るのをジッと待った。
聞き覚えのある仲間の声が聞こえてきた。彼女たちは割り勘の清算をしているようだ。
すると、お金を落とす音がした。コインがこちらに転がってこないことを祈った。
繭実と花織は彼らの手をさらに握り締めて奇跡を祈った。

次第に声が遠くなり、やがて人の気配がなくなった。
建物の角からそっと覗くともう誰もいなかった。建物の陰から出て来ると4人はホッと胸を撫でおろした。

だが、さらに大きなサプライズが襲ってきた。
一人の女子高生がこっちへ向かって走ってきた。箕輪佐智子だ。凍り付く花織と繭実。
すれ違い様に佐智子は叫んだ。
「テリッヤキッー忘れた! 」
佐智子は勢いあまって入口の段差につまづいた。
身体が宙を切った。とっさに健人が飛び出して彼女の身体を支えた。
佐智子は健人の腕の中に身をゆだねたまま彼と目が合った。
それは一瞬だが時間が止まったように思えた。
彼女の身体がゆっくりと起こされると、健人の顔の後ろから太陽の光が一瞬、差し込み目が眩んだ。
佐智子の目に映る青い残像と彼の瞳の残像が重なって脳裏に焼き付いた。
二人の身体が離れると彼女はか細い声で呟いた。
「ありがとう。また会えたわね」
佐智子は振り返りながらファミレスの中へ走って行った。

すかさず繭実は叫んだ。
「逃げよう!」
「こっちよ!」と花織が叫んで先頭を走った。それを追う繭実。
健人と純次はヘルメットやサングラスなどを腕に抱えたまま、慌てて自転車に飛び乗って彼女たちの後を追った。

花織の案内でしばらく進むと花見野山荘の前に着いた。
その裏手の自宅に回ると花織は玄関を開け、中へと招いた。
和風の広い玄関から上がり、奥に進み、広い客間に通された。
部屋の長押の上には大きな神棚が祭られ、部屋の真ん中には巨木を輪切りにしたような大きな座卓が鎮座していた。
健人、純次と並び、繭実は向かい側に座った。

座ってまもなく、花織の母、北宮(きたみや)和子(かずこ)がお茶菓子を持って入ってきた。
「ご事情は今、娘から聞きましたよ。よろしかったら今夜、うちに泊まって行かれませんか」
それは彼らにとって願ってもない申し出だった。
「本当ですか! 今夜どうしようか困っていたところです。本当に助かります」
和子は急須のお茶を注ぎながら話し始めた。
「花見野山荘を旅館だと思われたそうですね。そう思ってもムリはないわね。実は百年位前にはここは本当に旅館だったから」

花見野山荘はかつて江戸末期、文久3年創業の旅館だった。
当時、和菓子を泊り客のお土産として店先で売っていた。
その和菓子の評判が良くなり、副業の和菓子作りの方が本業の旅館より忙しくなってしまった。
そして屋号は旅館の名前のまま和菓子専門の店に生まれ変わったと言う。

和子は茶菓子を勧めた。
「お店の和菓子で恐縮ですが、これ八雲(やぐも)最中(もなか)と言います。お口に会うかしら。どうぞ」
これが例の親子が買おうとしていた和菓子なのだろう。最中の中に粒あんがぎっしり詰まっていて健人の大好物だ。

程なくして、夕食に招かれた。
そこには父親の北宮(きたみや)勇三(ゆうぞう)と花織の兄、正弥(まさや)がすでに座っていた。
和子の手料理による夕食が運ばれ、家族とは初対面ながら話に花が咲いた。勇三は上機嫌で、足利の歴史について熱っぽく語った。
さらに花見野山荘にも話題が進んだ。
130年間、花見野山荘の暖簾(のれん)を代々守ってきた誇りと事業を拡大してきた社長の勇三の並々ならぬ気概を健人は感じた。
その甲斐あって八雲最中は今や足利を代表する銘菓となったようだ。

夕食後、泊る部屋に案内された。そこはかつて旅館だった面影が残る客室だった。
健人、純次、花織、繭実の4人は話に夢中になっているうちに窓の外はすっかり暗くなった。
繭実が帰宅しなければならない時刻となった。
「僕が家まで送っていくよ」と純次が言うと花織はそれをあっさりと断った。
「兄が車で送っていくから大丈夫よ。ここでゆっくりしていてね」

健人たちは繭実を見送るため玄関に立つと、玄関の戸が開き、外から兄の正弥が入ってきた。
「繭実さん。車の用意ができたから乗って。早く早く」と正弥は満面の笑みを浮かべて繭実を手招きした。
健人と純次は玄関で繭実を見送った。

最後に正弥が玄関を出ようとした時、花織は微笑みながら声を掛けた。
「お兄ちゃん。楽しんできてね」
彼が車に乗ると花織は独り言のようにつぶやいた。
「ほんと好きなんだね」
その言葉に健人と純次は無言のまま顔を見合わせた。
車に乗った正弥と繭実が窓越しに楽しそうに談笑しているのが見えた。
そのまま健人と純次は見送りの言葉も交わさず車が遠ざかっていくのを見つめた。
そして車が闇の彼方へ消えると花織は就寝のため自室へ戻って行った。

布団を並べた健人と純次はまだ旅の余韻で寝付けなかった。
純次は不安そうな声で聞いた。
「彼女が言った〝楽しんできてね〟ってどういう意味だろうか」
「つまり、男と女が楽しんできてね。というのは……お前にとっては残念なことだが、つまり、そういうことだろう」
純次はガバッと上半身を起こすと愚痴った。
「僕は繭実ちゃんと遠距離恋愛する覚悟を決めたばかりなのに。まさか花織ちゃんの兄貴と出来ていたなんて」
「遠距離恋愛が遠距離片思いになるところだったろ。キズが浅いうちにわかって良かったじゃないか。だろ」と健人は言うとクルッと寝返りして背中を向けた。
再び純次は布団に潜るとブツブツ弱音を吐いた。
「明日、心が重くてペダルを漕げないかもしれないよ」
純次が何度も同じことを繰り返し嘆いているうちに健人は寝息を立て始めた。

第3話へつづく
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  • 第1話 波乗りと自転車乗り

  • 第1話
  • 第2話 大事なテリヤキバーガー

  • 第2話
  • 第3話 ゆるゆるのソックス

  • 第3話
  • 第4話 皇室ご成婚パレード

  • 第4話
  • 第5話 勉強の歌

  • 第5話
  • 第6話 私は時計回りよ

  • 第6話
  • 第7話 どっちの恐竜にする

  • 第7話
  • 第8話 私はここよ

  • 第8話
  • 第9話 平成の米騒動

  • 第9話
  • 第10話 路地裏のない街

  • 第10話
  • 第11話 急げ、駅弁を買いに

  • 第11話
  • 第12話 気分爽快

  • 第12話
  • 第13話 今度私どこか連れていって下さいよ

  • 第13話
  • 第14話 闇夜に彷徨う

  • 第14話
  • 第15話 流行りのヨーグルトきのこ

  • 第15話
  • 第16話 七夕の夜、君に逢いたい

  • 第16話
  • 第17話 食べ損なった玉子焼き

  • 第17話
  • 第18話 カウボーイっぽいだろ

  • 第18話
  • 第19話 バラのとげ

  • 第19話
  • 第20話 一緒に何があるの

  • 第20話
  • 第21話 あの日と同じ窓から

  • 第21話
  • 第22話 過去の人になるのは誰

  • 第22話
  • 第23話 八雲立つ街に

  • 第23話

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