第17話

文字数 6,812文字

第17話 食べ損なった玉子焼き

真夏の夕暮れ。陽が傾いてもまだ熱い風が吹いていた。
健人は大学から帰宅すると父の晴輝の帰りを待った。
やがて晴輝が帰ってきた。
彼は汗で濡れたワイシャツを洗面所で脱ぐとランニングシャツ1枚で食卓に入ってきた。
「お父さん。芽衣さんのことだけど。ちょっと聞きたいことがあるんだ」
「おぉ! 芽衣のことか。やっとその気になったか。ちょっと待っててくれ」と晴輝は嬉しそうに言うとキッチンに向かった。

冷蔵庫から缶ビールを2缶と枝豆を取り出して来た。
晴輝は缶ビールをグィと飲むと聞いた。
「あぁ。生き返るぅ……それで芽衣がどうした?」
晴輝は残りの缶を健人にも渡したが、彼はその缶を開けようとしなかった。
「彼女とは一緒に東欧へは行けないよ」
「ブハッ!」と晴輝はビールの泡を飛ばした。
「お前たち。お互いに将来を約束したんじゃないのか」
「僕はそんな約束なんかしてないよ」
晴輝は缶ビールをドンと叩きつけるように食卓に置くと厳しい口調で聞いた。
「それじゃ。芽衣が勝手に決めたってことか」
「そうだよ」
健人がキッパリと否定した途端、晴輝は腕を組んで黙り込んでしまった。
晴輝の困った様子に健人は気になって尋ねた。
「それが何か困ることでもあるの?」
「芽衣がお前以外の男と結婚されたら……それでは困るんだ」
「えっ。どういうこと」と健人は驚きを隠せなかった。

かつて大沢芽衣の父親、大沢(おおさわ)隆義(たかよし)は親から引き継いだ酪農農家を営んでいた。だが隆義は酪農農家には飽き足らず、生乳の加工事業へ事業拡大を目指した。
そして18年前、隆義は後輩の鳩谷晴輝を誘い、二人でピジョン乳業を設立した。
その際、隆義が社長、晴輝が専務として働き、会社を軌道に乗せてきた。
ところが9年前、隆義に突然の不幸が襲った。
「あの航空機事故のこと知っているだろ」
「知っているよ。博之兄さんと芽衣さんの両親がその事故で亡くなったと子供の頃、聞いたよ」

それは日航ジャンボ123便墜落事故。羽田から大阪伊丹空港へ向かう途中、群馬県の御巣鷹山(おすたかやま)に墜落した。
乗員乗客524人のうち生存者はわずか4人という航空機史上最大の大惨事だ。
有名な歌手、坂本九さんも亡くなったことでも知られている。

突然両親を失った大沢博之、芽衣はその時、まだ子供だった。
兄の博之は晴輝が引き取り、妹の芽衣は大沢の親戚に預けられた。そしてピジョン乳業は晴輝が社長として経営を引き継いだ。

「それで芽衣さんのお父さんが亡くなったこととどう関係するの?」
「実はその大沢隆義の遺産を博之と芽衣が相続したことなんだ」
ピジョン乳業を設立した時、隆義が出資金の7割。晴輝が3割をそれぞれ出し合った。
だが隆義の死後、彼が持っていたピジョン乳業の株は博之に35%、芽衣に35%がそれぞれ相続された。
これにより晴輝が持つ株30%よりも彼らの方が大株主になった。
しかし博之と芽衣はまだ子供だったので晴輝が社長として経営を引き継いだ。
そしてその遺産は大沢の親族が未成年後見人となり、彼らが成人するまで大事に管理された。

その後、鳩谷家で家族同様に暮らした博之は美憂と次第に仲良くなり、その後結婚に至った。
「博之は美憂と一緒になってくれたから問題ないが、芽衣がもし素性のわからない男と結婚して、もし経営に口を出すようになったら困るんだ。何しろ芽衣はうちの株の35%を持つ大株主だからね」
「だから僕と一緒になれと……」
「強制する気はないが、芽衣はお前のことを気に入っているみたいだし。決して悪い話ではないだろ」
「そんなこと言われても……」
博之の親代わりになり、会社を守ろうとする晴輝の気持ちを思うと健人はそれをストレートに非難できなかった。
だが会社のために芽衣と一緒になると話は別だ。

健人が不満そうな顔を見せると晴輝は問いただした。
「ノーと言いたいなら聞くがね。芽衣がなぜお前と同じ農学部へ進学したか知っているか?」
「そんな話は何も聞いたことないよ」
「でも、芽衣はお前から教えられたと言っていたぞ」
「えっ、どういうこと?」



それは芽衣が高校2年生になった日に(さかのぼ)る。
後見人が芽衣の家に訪れて来た。そして芽衣がピジョン乳業の大株主であることを知らされた。
彼女にとって驚く話だった。
亡き父が生前、ピジョン乳業を設立していたことは知っていたが、跡継ぎは社長の鳩谷晴輝の子、美憂か、健人のどちらかが継ぐものと思い込んでいたからだ。

そして後見人から1つ釘を刺された。
「芽衣ちゃん。大株主になるってことは芽衣ちゃんの一言で会社が動くことだ」
「会社が動くってどうなるの?」
「それはピジョン乳業で働く約600人の生活を芽衣ちゃんが握っているんだよ。わかるよね」
しかし高校生の身で社員の命運を預かれと言われても、どうやって責任を果たせばいいのか、さっぱりわからない。まるで雲を掴むようだった。

そもそもピジョン乳業がどんな製品を作っているかさえ知らなかった。
彼女はすぐにスーパーマーケットに走り、ピジョン乳業の商品を探した。
大手メーカーに混じってピジョン乳業の牛乳が並んでいた。隣の棚にはヨーグルトなど乳製品コーナーがあった。
大手メーカーがひしめき合う商品の間にポツンと一種類だけピジョン乳業のヨーグルトがあった。
そのヨーグルトを手に取りながらその場に呆然と立ち尽くした。

ピジョン乳業の陳列を増やすために彼女自身、一体何ができると言うのだろうか。
それどころか、ヨーグルトが牛乳からどうやって出来るのかさえ知らかった。
その日以来、芽衣は高校の図書室でヨーグルトについての本を探した。だが料理本ばかりで製造方法はさっぱりわからなかった。

そんな折、博之と美憂の結納(ゆいのう)の日を迎えた。
大沢、鳩谷両家の家族と後見人が料亭で顔合わせした。
その席で芽衣は初めて健人を紹介された。そして健人が明京大学農学部を目指していることを知った。
芽衣は彼がきっと野菜とか、お花畑が大好きなんだろうと想像した。
「農学部でどんなお野菜作るんですか? 私、サラダ大好きです。今度作ったら食べさせてくださいね」
「ごめんなさい。野菜じゃなくて、ヨーグルトとかチーズの作り方を勉強に行くんです」と健人は苦笑いしながら答えた。

この時、芽衣は牛乳からヨーグルトを作るのは発酵学と言う学問であることを彼から初めて教えられた。
発酵乳製品は紀元前5千年前に生まれていながらその乳酸菌のことはまだほとんど解明されていなかった。
健人はビジョン乳業のために未開拓の発酵学を勉強するんだと目を輝かせて説明してくれた。
その時、芽衣は彼の言葉に手応えを感じた。
きっとその大学に答えがあるに違いない。
彼女は健人と同じ道を進むことを心に決めた。

健人はあの結納の日のことを回想した。
「そうだったのか。あの結納の時に話したのは覚えているけど。あれがキッカケだったとはね」
晴輝は満足げに言った。
「そうさ。芽衣はピジョン乳業のためにやる気満々だ。だから彼女が卒業したら、うちの会社に入れるつもりだ。だからお前と一緒に力を発揮してくれたら嬉しいよ」
「ぁあ。わかっているよ」
「それぢゃ。私ももう歳だし、そろそろ引退して、お前たちに全部任せても大丈夫だな」

晴輝は枝豆を1つ摘まみ房の中を開いた。
「この枝豆に1房に豆が3つ入っているだろ。この房がピジョン乳業。この豆が健人、博之、芽衣だ。お前たち3人が協力すれば房は雨風にも破れない。だから仲良くやって欲しいんだ」
健人がまだ手を付けていない缶ビールはテーブル上で結露したままだった。
それを晴輝が開けて健人に飲むよう勧めた。
健人は勧められるまま、一気に煽るように飲むと言い放った。
「わかった。わかったよ。この房が破れないようにするからさ。父さんは余計な心配なんかするなよ」
晴輝は最後の一口を飲み干すと釘を刺した。
「芽衣と一緒に東欧へ行くかどうかはお前たちの自由だが、芽衣を泣かせるようなマネだけは絶対にするなよ。将来一緒に働けなくなる事だけはな」



今年の夏も恒例の足利花火大会が開かれた。
花織は渡瀬川へ向かった。
かつて同級生が集まる暗黙の場所に近づくにつれて浴衣を着た顔見知りが次々と団扇を振って合図してきた。
大学に進学した人も夏休みで帰省していて、まるで同窓会のようになった。
卒業後のお互いの近況の話で盛り上がり、頭上で鳴り響く花火そっちのけで話に夢中になった。
花織たちも同級生たちとの話で時間の経つのも忘れた。

そして花火はいつの間にか終わりを迎えた。
名残惜しそうに帰り道に向かうと突然、花織の肩が叩かれた。
彼女が横を向くと頬を人差し指で突かれた。
「アハハ! 引っかかったね。私だよ!」
それは箕輪佐智子だった。
その昭和っぽいイタズラに花織は思わず笑ってしまった。
「花織さ。今日、繭実と一緒じゃなかったの?」
「まだ、つわりがあって来れなかったの」
「そっか。あの子、赤ちゃんが出来たんだってね。みんなが噂してたよ。本当だったんだね」

佐智子は卒業後、地元の両毛銀行に就職していた。
「もう1つ聞いた噂なんだけど。花織さ。うちの銀行の白川武尊と言う人と付き合ってると聞いたけど、本当なの?」
花織は返答に困った。
会ったのは事実だが恋人と認めた相手でもない。
それを何と説明したらいいのか迷っているうちに佐智子はさらに畳みかけた。
「否定しないのね。やっぱり本当だったんだね。その噂を聞いて私ガッカリだよ」
花織はその意味がわからなかった。
「えっ! どうして?」と聞き返した。
「鳩谷健人君は花織のこと好きだと知ったから私は身を引いたのよ。あの時、私、諦めるのすごく辛かったわ。心が張り裂けそうだったわ」
佐智子は花火の白い煙だけが薄っすら流れる静かな夜空を見上げて言葉を続けた。
「だから花織と鳩谷君が今も幸せでいて欲しかった。幸せなら私の辛さも報われるけど。なのに他の男に走るなんて! 私の気持ちはどうしてくれるのさ!」
「辛い思いさせてごめんなさい。でも白川さんのことは誤解なのよ」
「何が誤解なのか知らないけどさ」
「本当に誤解よ……」と花織が言いかけた時、同級生たちに囲まれた。
「久しぶりに会ったじゃない。だからみんなでいつものファミレスに行くけど。一緒に行こ!行こ!」
花織と佐智子は同級生たちの輪の中に飲み込まれていった。



それから数週間後の朝、佐智子はいつものように銀行窓口に座っていた。
腕時計を見ながら9時の開店を待っていた。
やがて銀行のシャッターがゆっくり昇り、ガラス扉を通して傘を差した一番客の姿が現れるのをボッーと眺めていた。
すると上司が背後から呼んだ。
「箕輪さん。ちょっと」
彼女は上司のデスク前に行くと指示された。
「急で悪いけど。今から本店へすぐ行ってくれないか」
あいにく今日は雨。何もこんな日に本店まで歩くなんて。ブツブツと一人文句を呟きながら支店の通用口を後にした。
今日、長靴で来ていてホッとした。
しかし心配なのは昼までに帰れるだろうか。持ってきたお弁当は支店に置いたままだ。
お昼を食べそこなったら絶対に嫌。そればかりが気がかりだった。

時折、雨が強まったり、小雨になったり繰り返しているうちに本店に到着した。
受付に名前を言うと会議室へ案内された。
広い会議室のドアーを開けるとそこには写真撮影用のロールスクリーンや煌々と照らす照明が並んでいた。
カメラマンと話をしていたスーツの男が佐智子に気が付くと駆け寄ってきた。
その男は広報課長の名刺を差し出した。
「モデルになってもらう女性が盲腸で突然入院してね。急遽、あなたに代役をお願いしたのよ」
名刺を持つ課長の手の小指が立っているのが佐智子はちょっと気になった。
「何のモデルなんですか?」
「来年の両毛銀行のカレンダーを飾るのよ。ナイスでしょ。毎年フレッシュマンさんにモデルになってもらうのよ」
私はマンじゃない。ウーマンだぞと言う突っ込みを言いたかったがグッと飲み込んだ。
課長は両手を太ももに軽く揃えて頭を下げて詫びた。
「急でごめんなさいね。だって盲腸だから、もうチョウがないわよね。ウフフ」
あまりに寒いオヤジギャグに愛想笑いで返した。

課長の指図で別室に待機していた男性行員2人、女性行員3人がぞろぞろ入室してきた。
彼らはモデルに選ばれただけあって、銀行のイメージに相応しい清潔感とクローズアップに耐える顔立ちの人ばかりだった。
彼らはピカピカに磨かれた靴を履いていた。しかし佐智子は濡れた長靴のままだった。
課長は佐智子の長靴に気付いた。
「ドタ靴でロールスクリーンを踏んじゃダメよね。脱いでね」
言われるまま長靴を脱いでいると先ほどの男性行員の一人が小走りに走り、部屋の奥からスリッパを持って佐智子に差し出した。

早速、課長から指示が出た。
「では全員揃ってテイクするわよ。女性は前列に座って。男性は後列で立ってね。いいかしら」
しかし彼はすぐ指示を変えた。
「あらヤダッ! スリッパはヤバいわよね。箕輪さんは後列に移動して頂戴ね。そう白川君の隣でいいわ」
先ほどスリッパを持ってきてくれた男が佐智子の立ち位置をすぐに開けた。
この男があの噂の白川武尊なのだろうかと佐智子は思った。
気配りもできるし、品も良さそうだ。モデルに選ばれるだけのことはある。
そう思いながら佐智子は隣の白川の横顔をマジマジと見つめた。
「箕輪さん。カメラの方を向いて頂戴ね」と課長の注意に佐智子は慌てて前を向いた。

カレンダーだから12枚の写真を撮れば済むと軽く思っていたらトンデモない大間違いだった。
数えきれないくらいの写真を撮り、終わったのは昼過ぎだった。
「お疲れ様ね。これで解散でいいわよ。昼食を準備してあるから食べて帰ってね」
課長はみんなを別室に案内した。
テーブルにはお寿司の仕出し弁当が並んでいた。
白川の隣に佐智子は座り、遅い昼食が始まった。
弁当の中に大好物の玉子焼きがあった。ぶ厚くて艶のある玉子焼き。さすが銀行出入りの仕出し弁当は格が違うと思った。

佐智子が話しかけると彼はやはり白川武尊だった。
花織が武尊との関係は〝誤解〟だと言っていたことを思い出し、その意味について探りを入れてみたくなった。
「私ね。北宮花織さんと友達なの」
すると武尊はビックリした顔で箸が止まった。
「同級生だったのですか?」
やはり武尊は花織を知っていた。噂は本当のようだ。
「そうよ。親友と言うか、マブダチってやつね。何でも聞いていいわよ」
「本当ですか。聞きたいことがあるんですが……」と武尊は箸を置いて真剣な顔に変わった。
彼が撒きエサに食いついてきた。
佐智子は心の中で〝なんて素直なヤツだ〟と思った。
「北宮さんは誰かお付き合いしている人がいるのですか?」と彼は声を潜めて聞いてきた。
「そんなこと聞くなんて。白川さんは彼女と何か関係でもあるのですか?」と佐智子は逆質問した。
「お友達です」
「単なるお友達なら彼女が誰と付き合っていても関係ないじゃないですか」
佐智子は針に掛かりそうな魚を逃がさないよう質問責めにした。
その追及に武尊は困った様子を見せた。

しばらく考え込んだ後、彼は告白し始めた。
「実は親同士公認のお付き合いなんですが……」
「なるほど。それなら何も心配することはないわよね……。それとも何か気になることがあるの?」
ついに武尊は本音を吐いた。
「北宮さん本人がなんかイマイチ乗り気でないような気がして……」
この言葉で花織が言っていた〝誤解〟の謎が解けた。
「わかったわ。彼女に他に誰か好きな人がいるか聞いておいてあげるわ」
「えっ!知らないの? 親友じゃなかったのですか」と武尊は口を尖らせた。
「そういうプライバシーに関する話は親友であっても軽々しく喋らないものよ」
佐智子はこれ以上、話していると親友と言う嘘がバレるのが心配になった。
お弁当を半分以上手付けずのまま切り上げると急いで席を立った。
本社の通用口を出ると雨はようやく上がっていた。

やっと支店に戻ると休憩室で佐智子は一人ぼっちの遅い昼食となった。
中途半端なお腹を満たすため手弁当を開いた。
少し焦げ気味の玉子焼きを食べながら、食べ損なった仕出し弁当を思い出した。
あのぶ厚い玉子焼きが心残りだった。大好物なのに最後まで取っておいたのが失敗だった。

お弁当を食べ終わり、佐智子は給湯室でランチボックスを洗いながら武尊との会話を思い返した。
花織は乗り気でもない武尊となぜ付き合ったのだろうか。
そして花織の親も健人と交際していることは知っていたはずなのに、なぜ武尊との交際を認めているのだろうか。
一体、花織と健人の間に何が起きているだろうか。
疑問ばかりが頭の中を巡った。

蛇口のお湯がいつの間にか熱くなり、思わず〝熱ぅ!〟と手を引っ込めた。
その手を擦りながら武尊の横顔を思い返した。それにしても彼はなかなか良いフィーリングだ。
こんなナイスボーイばかりにモテる花織のことがちょっと妬けた。

第18話へつづく
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  • 第1話 波乗りと自転車乗り

  • 第1話
  • 第2話 大事なテリヤキバーガー

  • 第2話
  • 第3話 ゆるゆるのソックス

  • 第3話
  • 第4話 皇室ご成婚パレード

  • 第4話
  • 第5話 勉強の歌

  • 第5話
  • 第6話 私は時計回りよ

  • 第6話
  • 第7話 どっちの恐竜にする

  • 第7話
  • 第8話 私はここよ

  • 第8話
  • 第9話 平成の米騒動

  • 第9話
  • 第10話 路地裏のない街

  • 第10話
  • 第11話 急げ、駅弁を買いに

  • 第11話
  • 第12話 気分爽快

  • 第12話
  • 第13話 今度私どこか連れていって下さいよ

  • 第13話
  • 第14話 闇夜に彷徨う

  • 第14話
  • 第15話 流行りのヨーグルトきのこ

  • 第15話
  • 第16話 七夕の夜、君に逢いたい

  • 第16話
  • 第17話 食べ損なった玉子焼き

  • 第17話
  • 第18話 カウボーイっぽいだろ

  • 第18話
  • 第19話 バラのとげ

  • 第19話
  • 第20話 一緒に何があるの

  • 第20話
  • 第21話 あの日と同じ窓から

  • 第21話
  • 第22話 過去の人になるのは誰

  • 第22話
  • 第23話 八雲立つ街に

  • 第23話

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