五十三日目 たわし犯罪 離任

文字数 917文字

出演 ウィリアム・ホーキンス アンソニー・ケビン アブリー・ロバートン

タイトル たわし犯罪
「はぁーあ、理科か・・・だっる」
「まぁ、ウィリアム、そんなの寝てたら終わるって」
「だよなー」
すると、
「大変だあああああああ!」
「どうした、クエンソン」
クエンソン、天才ボクサークエンソン・ラディカルの息子である。ボクサーにはあまり向いていなく頭脳明晰である。
「たわし犯罪だよ」
「たわし犯罪?」
この学校も風習でもたわし犯罪、たわしを投げつけることで呪縛反応が起きる。でもたわしは保管されているのに、どうやって取るんだ?
「たわし犯罪ね・・・でもどうやって?」
「分からないんだよ」
「現場行ってみるか」
現場到着。
「これがたわし!」
普通のたわしなのだが少し匂いがする。
「呪いの匂いだ・・・」
「ふっふっふっ・・・」
「どうしてケビン」
「犯人が分かったんだよ、」
名探偵ケビン登場。
「犯人はお前だっ!」
「ロバートンだ!」
「えっ・・・私?」
「なんでー」
「それはたわしを持っているからだ」
(なんだよ、その言い訳)
「違うよ、ビーカー洗うためにたわし使ってるんだよ」
「でも、それは違う!そのたわしは呪縛付きだろ?」
「じゃあ匂ってみる?」
「フム・・・普通だっ!」
ロバートンではなかった。
というか現場のたわしは普通のたわしであったのである。
犯人はいなかった。

出演 ゲッシィー・ニーダー アブリー・ロバートン ピリー・エンド・ピリー

タイトル 離任
今日は離任式である。
「それでは離任式を始めます」
「マラン・バグランディー殿、あなたはこの学校で職務を果たした、これで離任賞状を渡します」
「すみません、」
(なんだ、なんだ、)
ざわつく体育館。
「ピリー・エンド・ピリー殿も離任ということで」
(やったぜ)
とロバートンは思った。
めっちゃ嫌われていたからである。
「えええ!俺は違うよ!まだ離れないよ!この学校に尽くしているからねっ!」
「へ?」
またもやざわつく。
「えっ、そうだろ」
「何言ってるのよ、あの教頭」
「馬鹿じゃあねーの」
と言われる始末。
「えぇー・・・」
そして離任する形となった。
「これで嫌味な教頭から救われるぜ」
「楽ちんの仕事ができるぜ」
詳しくは三十九日目を見るがいい。

五十四日目もヨロ。

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