二十六日目 修学旅行先 リモコン

文字数 772文字

出演 ウィリアム・ホーキンス アンソニー・ケビン 

タイトル 予定
「では、今日は一年生の修学旅行の行き先を決めていきたいと思います。」
と担任が言った。
「行きたいところとかあるか?」
ざわざわ・・・
(何にする?)
(近くのラジオ局でもいいだろ)
と二人は小声で話していた。
「はい!」
ウィリアムが大きく手を挙げた。
「なんだ?」
「便所でいいと」
便所?
「べ、便所?」
いや便所って・・
「トイレ掃除などを」
「いや、ボツな、」
「えっ、」
だろうね。
「では、他に」
そしてアンソニー。
「ラジオ局は、」
「なるほど、」
ここから大体6時間ぐらい先。
「ようし、じゃあラジオ局に手を挙げるもの」
結構多かった。
「いや、公園は?」
またウィリアム。
「公園なんていくらでも」
「いや、広めの公園」
「三十分ぐらいでつける」
却下。
「はいはい!」
「家、」
「誰の?」
「先生の!」
大きな声で言った。
「だから、もうラジオ局で、」
「それだ、ウィリアム!」
途端にブリンが言った。
「だろ、ブリン」
「そうだぜ、」
(うん、どういうこと?)
謎の友情関係。
「先生の家・・・」
驚くことに全員手を挙げた。
「いや、なんで?」
こうして先生の家に修学旅行先は決まった。

出演 メアリー・ホーキンス リチャード・ホーキンス クリストファー・ホーキンス

タイトル リモコン
「いや、ポテチうま、」
「おいおい、ギトギトの手で触るんじゃないぞ」
とリチャード。
「あれ、リモコンは、」
消えていた。
「ということでこんにちは、リンダーのお天気情報!」
なんか始まった。
「え?」
そしてすぐにチャンネルが切り替わった。
ポチポチ・・・
誰かが押している。
「誰?」
「え、俺?」
視線がリチャードへ。
「いやいやホントに違うって」
「そうかい?」
圧かけられている。
するとソファーからリモコンが。
「えっ?」
ソファーにはクリストファーが小さく挟まっていた。

二十七日目もヨロ。
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