第12話 2021.3.12 ホットサンドと花と立ち飲み

文字数 2,154文字

なかなか眠れず、寝るのを諦めて読書して朝を迎える。初めてのフィッツジェラルドはこちらの単行本。夫はいろんな人の訳の本を持ってるらしいが、初めてはあえての村上春樹訳をチョイス。夫の、年季の入った文庫本。

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7時になり外がかなり明るくなってきたのでリビングに行ってみると、夫はまだ寝ていた。カーテンを開けて、ゴミを捨てて来てほしいとお願いすると「それは難しい」と返事がきたので今日は諦める。部屋が明るくなっても夫が起きる気配は全然ないのでテレビをつけてPCを開きnoteを書き始める。
夫が目を覚ましてコーヒーを飲むと言うのでコーヒーを淹れ、少し前の散歩で買ってもらったセブンのさくらミルクプリンを食べる。夫の口にも入れると「チョコやん!」と言っていた。上に乗っているホワイトチョコが強い。あまり桜感はないがクリームがしっかりしていて美味しかった。リピは無しかな。

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夫が起き上がってきて朝ごはんを作り始めたので私の分も作ってもらう。昨日買った食パンとシャウエッセン、レタスたっぷりのホットサンドだ。ケチャップやマヨネーズも入っているっぽい。美味しい。
このミミをとじるタイプのホットサンドメーカーを買うのが夫のこだわりで、しっかり中身が包まれて食べやすい。夫は気にならないと言うが、私的にはこのギュッとなってる部分が結構固い。ボリボリと食べる。おかわりして、もう一個作ってもらう。

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お腹いっぱいになったのでゴロゴロしながらネトフリで金田一少年の事件簿を見る。noteを書き上げ、布団に入ってぬくぬくしてるうちにうとうとしてきて寝てしまう。頭の片隅で金田一少年の事件簿が流れていた。多分1時間くらいうとうとして目を覚ます。起きて家事をする。

夫に花を買って欲しいとおねだりして一緒に近所のガーデンショップに行く。近所にはいい花屋はないのだが、大きなガーデンショップがあり切り花から大きな観葉植物、いろんな土や鉢など一通り手に入る。野菜などの地元食材も売っているのでいつも高齢者で賑わっている。よくイベントもやっていて、この日も謎の植物の同好会による即売会が開かれていた。
夫はスマホで何やら仕事をしているようでじっと画面を見て私に話しかけられても「うん」以外言わなくなっていたので、私は勝手に店内を見て周り、野菜を厳選し、花は桜の枝とスイートピーにした。帰宅して花瓶に飾る。

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久しぶりに家に花があることにウキウキする私。やっぱりいいなあ。以前は花を切らさないようにしてたけど、コロナで出かけないようになってからずっと飾ってなかった。緑は観葉植物が何個かあるし、十分かな〜と思ってたけどやっぱりお花は全然違うなあ。今回はスイートピーにしたけど、次はチューリップにしようかな。るんるん。

るんるんしていたら夫が突然「飲み行こう!」と言い出したので14時からやっている立ち飲みに行くことに。今日夫と歩きながら「立ち飲み疲れるんだよね、若いうちにやっておくことのひとつかな」と話していた。そうなのだろうか。
お店に着いたときは15時過ぎだったが、カウンターに一組お客さんがいただけだった。私たちもカウンターに広々とスペースをとって過ごす。私はいつもの瓶ビール(大)キリン一番搾り、夫はキープの金宮焼酎と黒ホッピーで乾杯する。焼き鳥を数本とニンニク丸揚げ、マカロニサラダ、焼きそら豆を注文して食べながらしゃべる。と言っても夫は黙ってスマホをずっと見ているので私もスマホを見ている。来週の水曜日は夫のいつもの打ち合わせがないらしいので近場でどこかに遊びに行こうかと話していたのでリサーチしていた。自分からここに行きたい、というのがほぼない私にとってこういうリサーチは苦手分野だ。最近夫と話していたグランピングを探していたが、あんまり少人数で遊ぶ感じではなさそうだった。まだ寒そうだし、とりあえず来月か再来月また沖縄行きたいのでそっちを探してみたりする。石垣島にあるオールインクルーシブホテルのサードという所が気になる。昔バリのアニキの所に泊まった時に初めてそのスタイルだったのだが、なかなか快適だったのだ。なんて考えていたら、夫が私もずっとスマホを見ているのが寂しくなったようで「しゃべろうよ」と言ってきたのでスマホをとじる。
最初は瓶ビール2本目いけると豪語していた私だが、一本飲み終わる頃には眠くなってしまって帰りたくなる。まだ飲みたい夫は不満そうだが、最後に一緒にジンジャーエールを飲んで締めて帰る。まだ18時前だった。コンビニでスイーツを買ってもらって帰る。

家に入るときに夫が意地悪して私が入る前に鍵を閉めてしまったので怒り、謝ってと言ったら謝らない!と言ってくるので怒って1人でお風呂を沸かして入っていた。自分からお風呂に入ることがない私が珍しいのか、夫はお風呂にやってきて「怒ってる・・・?」と聞いてきた。さっきは怒ってたよと答える。一緒にお風呂に入りながら、大きなお風呂に入りたいねーと話す。2人一緒に入れる貸切風呂がいいなー。

夫はちょっと浸かってすぐに出ていってしまった。のんびりあったまってからお風呂を出ると夫はリビングで爆睡していた。まだ18時半なのに夜みたいだ。私も早々に髪を乾かして19時に眠りにつく。
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