第21話 2021.3.21 ペペロンチーノと鯖と水平な私

文字数 2,286文字

朝方寝たので起きたのはお昼近かった。隣の仕事スペースで待っててくれた夫は私が起きたのに気づいてベッドに来た。「寝すぎじゃない?」という夫に夜明けまでカップルの日常みたいな漫画読んでて寝たの遅かったからと答えると「茶飯ちゃんはほんと日常ほのぼの系を楽しめる人なんだね。僕は絶対無理」と言っていた。

無事タイミングを取ることができて、私は安静にしてゴロゴロ。夫は仕事に戻る。夫がリビングに行ってからもベッドでしっかり安静にしていたが、夫にリビングから「茶飯ちゃんもこっち来なよ!一緒にいないなんて許さないよ!」と声をかけられてのそのそ移動する。リビングではダイニングに座ってnoteを書きながらのんびり。
夫にペペロンチーノ作ってと言ったら「茶飯ちゃん作ってよ。レシピ通り作ればいいんだよ。変なレシピじゃなくて、ちゃんとしたやつなら大丈夫だよ」と言ってくるので、いつも当然レシピ通り作ってるのに何故かめっちゃまずいパスタを量産しているのに・・・ぐぬぬ・・・とふくれる。そして頑として断る。
そのままその話題は終わったが、夫が仕事が一段落したタイミングで作ってくれた。わーい。今日はアスパラたっぷり。いつも通り美味しい。

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お腹いっぱいになったのと朝タイミングをとったせいか無性に眠くなりヨガマットの上で、ヨガブロックを枕に寝てしまう。途中寒くて起き、喉痛い〜と言いながら夫の布団をズルズル引き寄せてかぶり寝直す。
目が覚めたら夕方5時を過ぎていて、夫はいなかった。仕事部屋に行ってみてもいなくて、探したらお風呂に入っているみたいだった。電球まだ買ってないから暗くてわかりにくいけど。出てくるのをベッドに入って待つ。
案の定出てきて寝室に来た夫は「おっ、起きたの?あ、違うわ起きてないわ」と言いながら仕事スペースで作業を始めた。
「ねえ茶飯ちゃん、今日ほぼ地面に対して水平でしかないけど大丈夫?床ずれしない?」と言われたので、床ずれしようともしっかり安静にする仕事を頑張ると返事する。
しばらくゴロゴロ過ごしていたらついに「茶飯ちゃん、お腹すいた。何か作ってよ」と言われる。冷蔵庫の中に何があるかわからない、というか今何もない。冷凍に全部入っている。冷凍庫の中身を思い出しながら、焼き魚でいい?と聞くとOKの返事がくる。鮭と鯖どっちがいいか聞くと、鯖と返事がきた。

ベッドから出てキッチンへ向かう。夫には「茶飯ちゃんが水平から垂直になった!」と言われる。垂直ちゃんだぞ、と言いながらご飯作りを始める。
缶ビールを開け、無洗米にもち麦を混ぜて炊飯器にセットする。何か副菜が欲しいかな〜と思いながら冷蔵庫を開けたら人参があったので千切りにしてきんぴらにする。人参を炒め始めるタイミングで冷凍庫から鯖も取り出してグリルにかける。缶ビールも2本目に差し掛かったところで、手が滑って人参きんぴらにみりんを入れ過ぎてしまいドキドキする。ちょっと醤油を足して調節する。ご飯が炊け、魚が焼け、人参きんぴらがタイミングよく出来上がる。夫を呼んで晩御飯。ビールがあるので汁物は割愛。和風のご飯は良いなあ。人参大好き。妊活に鯖はいいらしい。

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お腹いっぱいになったけど、そこからさらに食べたいというデブの習慣がすっかり定着してしまって悲しい。せめてもの抵抗で素煎りナッツを食べる。

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おかわりしてお腹いっぱい食べていた夫は寝てしまった。21時からミーティングと言っていたので、30分前から少しずつ声を掛ける。なかなか起きれずむにゃむにゃしていて、起きてからも「嫌だなー、だるいなー」とずっと言っていたが時間にはちゃんとMac前に待機していた。偉い。

夫も戻ってきたら寝ちゃうかな〜と思って完全に油断してアニメを見ながらゴロゴロしていたらミーティング終わって戻ってきた夫は荒ぶっていた。どうやら喧嘩したようだ。「久しぶりにあんなに怒った人見た」と言っていた。
私をぐしゃぐしゃに抱きしめて「自立する肉塊が隣にあってよかったー!」と言う。「散歩行くよ!散歩!」と言って急かされ、流石にパジャマなので着替えてダウンを着て一緒に家を出る。肉塊に関しては、自分でまずいと思ったのか「嘘だよ、茶飯ちゃんだからだよ」と付け足していた。

11時頃だったが、雨は止んでいたし外は暖かくて花粉も飛んでいなくて快適だった。春分も過ぎたし、ビーサンの季節がくるねと夫と話す。最初は色々話しかけていたが、途中から私はウォーキングに熱中しだして無言で夫と並んで歩き続けた。そうしたら夫が「黙って隣にいてくれて嬉しい。茶飯ちゃんがいてくれてよかった」と言っていた。そうなのか。私は何か吐き出した方がスッキリすると思い込みがあったけど、何も話さなくてもいいんだなあ。

しばらく歩いて、最後にコンビニに寄る。私はアイスの白くまと缶チューハイを買ってもらい、夫は冷凍食品の500円のピザと唐揚げを買っていた。むしゃくしゃしているからやけ食いをしたいらしい。

家に帰って早速夫は買ったピザを準備してくれた。家にあったチーズを追加して、よりリッチになったピザをカットしてくれて一緒に食べる。元がどんなだっかたはわからないが、かなりチーズが盛られたピザ。おいしかった。

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缶チューハイは飲む気にならなかったので飲まず、冷蔵庫に。歩き疲れて、お腹も満たされ一緒にソファにゴロゴロしながらHuluでコナンの赤井秀一特集から選んでのんびり観る。夫は私の足の指をいじりながら「くせっ」と楽しそうにしている。段々眠くなってきたので、寝室に移動して寝る。2時頃だったと思う。
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