第23話 痛恨の一撃
文字数 624文字
俺は自己嫌悪で一杯だった。
思い返してみると、自分の罪に気づく。俺は調子に乗っていた。
その気はなかったとはいえ、完全に上から物を言っていた。
あの時は、こいつらが俺に痛恨の一撃を与えた。
けど、そのあとの手当てもしてくれた。
それに比べて俺は……なにもできなかった。こいつみたいに、気遣ってやれなかった。
文字数 624文字
俺は自己嫌悪で一杯だった。
思い返してみると、自分の罪に気づく。俺は調子に乗っていた。
その気はなかったとはいえ、完全に上から物を言っていた。
あの時は、こいつらが俺に痛恨の一撃を与えた。
けど、そのあとの手当てもしてくれた。
それに比べて俺は……なにもできなかった。こいつみたいに、気遣ってやれなかった。
主人公、秋葉(あきば)
諸事情により名前は黙秘。作中でさえ語られないものの推理は可能。
ちなみに母親などから「しーくん」と呼ばれている。
両親がパティシエなこともあり、お菓子作りが得意。
高校1年生だが友達はおらず、クラスで孤立している。
芳野アキト。友人たちからは何故だか「閣下」と呼ばれている。
人を食ったような性格で、何を考えているのかわからない。
ピアノの腕前は天才と称されるほどだが、とある事情から距離を置いている。
秋葉と同じ高校1年生で、彼とは別の意味で浮いた存在。
十文字マキナ。友人たちからは「ジジ」の愛称で親しまれている。
見た目はチャラいものの、発言の多くが著作権に触れかねないほどのオタク。
元天才子役だが、とある事情から舞台を去っている。
秋葉と同じ高校1年生で、アキトとは幼馴染の関係。
猫田。下の名前は誰も知らない。友人たちからは「ねここ」と呼ばれている。
アキトやマキナと共にいるのが不思議なほど、特徴のない少年。それを自覚してか、語尾で頑張ってキャラ付けをしている。
秋葉と同じ高校1年生で、アキトとは同じクラス。