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文字数 299文字
雨の中で傘をさしながら
歩くのが割と楽しい
どうでもいいものも
傘が遮ってくれるし
色んな雑音もかき消してくれる
足元が濡れないように
集中するたったそれだけで
さっきまでの嫌な事を
とりあえず考えずに済むのもいい
雷も捨てがたい遠雷なら尚いい
外にいる時は嫌だけど
眠ってる夜中も勘弁だけど
窓を閉めて光る空眺めると
何だか色んなことが
どうでも良くなるそんな気がする
そして何より1番は雨上がりの空
かかる虹が僕を励ましてくれる
虹の始まりを初めて見た日
その感動は何事にも
変え難くいつまでも見ていたくて
僕はいつまでもその場から
離れられずにいた
また明日久しぶりに
傘の出番があるんだって
なんだか今から胸躍る
早く明日がやって来ないかな