文字数 291文字



あなたの姿が見えているのに
あなたの声が聞こえているのに
あなたがどこにいるのかわからない
白い壁に映る影
僕と同じ動きをするのに
そこにもう僕はいなくて
しらない誰かが立っている
そこにある物は本物ですか
どうして偽物だと言えないのですか
その問いかけの答えは
白い雲とどこかへ旅立っていく
見送る僕の足音が響く街
誰かが作ったモノが
ほんの少しずつ大きくなって
僕を押しつぶそうと構えている
あなたと誰かの区別がついたら
白いキャンバスに描き殴るよ
いつか話した僕らの夢を
その時が来るかわからないけど
僕が僕を取り戻せたなら
ここにある全てのドラマたちの
主人公になって
白いスポットライトの下で
無くした何かを取り戻すよ
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