文字数 329文字



少しはおしゃれに気を使い
化粧して指先にも色付けて
先取りした服をきて
慣れないヒールで地面を鳴らす
そんなことが悩みの最上位
周りにもっと見ておいた方が
よかったりタメになったこと
散りばめられていたのに
あの頃のわたしには
景色に溶け込んでる一部でしかなく
とにかくどうでも良いものだった
誰かが何かをしてくれる
その誰かからすれば十分に
私も何かをしてくれるはずの誰かだと
ほんの少し気がつけたのは
自分以上に大切なものが増えたのと
その大切なものが窮屈に見えたから
私一人に何ができるの
問いかけても誰も明確な答えを
待ち合わせてはいないかもしれないけど
でもその一人ずつが重なり合えば
何かが変わるかもしれないなら
今日から始められることを
探してみようかと思う
誰かのために大切なあの人のために
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