２２

つまらないことが詰まった1日は長くて
たった5分を過ごすことさえ
苦痛な日もあるというのに
一年に換算するといつのまにか
また新しい季節を迎えて
そしていつのまにかまた歳をとってる
僕らの周りを自由に流れる時間に
いつのまにか飼い慣らされていて
操って操られて翻弄されていく毎日
同じ場所にいても
時間を宥めて操ってる君と
時間にいいように操られている僕では
鏡に映る自身の姿に驚かされる
同じ時間同じ年月を重ねても
あの頃の輝いている姿は
僕にはほとんど残っていない
輝きがましてる君は
24時間じゃ収まり切れないくらい
いつでも何かをしている気がする
僕もそう言うふうに
時間の波に乗れたなら
幾分違う感情が芽生えてくるのだろうか
そんな今日も僕は
たった5分を持て余す