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文字数 375文字



どこかに忘れてきた感情の
何年か越しでカウンターをくらう
溢れてくるものが止められない
流れてくるものを受けきれない
どんだけ強がって生きてきたんだろう
決して弱いわけじゃないと思ってただけで
コアの部分にはザクザクと
色んなものが刺さって積み重なって
静かな悲鳴をあげていたんだ
誰かの声が怖い日が来た
誰かの視線が怖い日が来た
雑踏を足速に駆け抜けて
自分の存在を少しでも残さないように
ただひたすら笑顔を振りまく毎日
僕はまだやりたい事がある
だから僕は消えたりはしない
でも透明人間になりたい
僕のことをみんな気にしないでほしい
でも本当はわかっている
誰も僕なんかを気になんてしてない
他人を気にするほど
それぞれに忙しいのだとわかっている
でも止まらない衝動は
僕の中で暴れている
涙は流れてもまだ折れていない
そんな心と向き合って
今日も気配を消して駆け抜ける
何事もないと言い聞かせながら





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