作品数25
総合評価数425
総合PV数58,080

作者ブックマーク

ファンレター

  • 童話見つけました!

    弱肉強食の自然界の中でも、親子の「情」は確かにあるのでしょうね。 生きるための殺生、生かすための死、宮沢賢治の「なめとこ山の熊」にも通じる自然界の厳しい摂理が、中盤のヘビのお母さんの残酷とも思える決断に垣間見えましたが、最後は親子の情が上回ったことに感動しました。

  • 正面に、礼! 先生に、礼! お互いに、礼!

    銀狼さん、こんばんは。「ブレイクスルー」、拝読しました。 題材が伝統空手なので、僕も厳粛な気持ちで読ませていただきました。 組手よりも基本や形の稽古を重視し、性に合う自分のことも思い起こしながら、お話の世界に入り込みました。 ゲームクリエイターとの組み合わせも、新鮮ですね。 それで、騎馬立ちの安定性については大変納得で、立ったまま集中する必要のある手技を行う際は自然と騎馬立ちになっています。 あるいは前屈立ちのときもありますかね。 貫手は未経験です。拳立てくらいはやってましたが… ... 続きを見る

  • 裏社会の優しさ

    銀狼さん、こんばんは。「蜥蜴」を拝読しました。 銀狼さんの描かれる世界には、自分が経験したことのない、むしろ経験したくない(失礼!)世界が展開します。 なのに、その中にもいいなあ、こういうの……と思わせてくれる愛、優しさが必ずあるんですよね。 タイトルの生き物が重要なポイントになりますが、ラストも何か絡めたらもっと印象深いものになったかもなあ、と僭越ながら思いました。 第3話中ほどの「社内」は「車内」ですね? せっかくなので…… 印象深いお話を有り難うございました!

  • 人類の、地球の明日

    銀狼さん、こんばんは。 貴作「虹色のフュージョン」を拝読しました。 銀狼さんの問題意識がしっかり凝縮され、流石の描写もありじっくり読ませていただきました。 最後が明るいのも安心ですね。 しかし、安心だ、などといって終わっていてはいけませんね。 本当は夜中にPCなんか打ち込んでしまうエネルギーの使い方が問題なんだよなあ、と 思いながらもその作業を止められない自分がいますので、なんともまあ……。 明日を見据えて、少しでも生きながらえる方法を考えて過ごしたいと思いました。 有り ... 続きを見る

  • そのひとだけの物語

    銀狼さん、今日は。 ご無沙汰していました。 子どもの頃は、人生経験も少なくて、自分より長く生きていた親の心を察することも難しいですね。なんて書いている私も、未だに人生経験は乏しく、何かのおりには恥ずかしい思いになってしまいます。それでも、子ども時代を振り返れば、初めて知ったり思ったりすることもあります。 この小説に書かれた両親、特に父親の愛情や生きる哀しみが最終章で胸に迫りました。自分の人生を息子にあたる主人公が思ってくれて、父親は報われたのでしょうね。そうでなければと私は思いますが、 ... 続きを見る

  • 読みました。

    親子の物語と北の大地はよく合いますね。 気になるところが一つあるのですが、主人公の赴任先はマレーシアでしょうか?フィリピンのマニラに自宅があると書いてあったので。

  • トシさん!

    銀狼さん、こんばんは。「ヤツメウナギ」を拝読しました。 銀狼さんの強みだと僕が思っている現場の職人を中心にしたお話、今回も読み応えのある内容でした。 それ以外ももちろん面白いのですが、本作においては特に、トシさんの存在ですね。 この人の主人公に向ける眼差し(と言えないかもしれないのですが…)、それを引き出した主人公の人柄が良いです。 有り難うございました!

  • 読みました。

    挫折と再生、始まりと終わりの物語でした。 様々な感情と出来事の繰り返しの連続こそが、本当のドラマだと思います。

  • 人間の愛に触れる

    銀狼さん、こんにちは。「鬼が見た夕陽」を拝読しました。 世間といいますか、人の目。これが結局、個人の動きを規定してしまう。 でも個人には、それぞれのドラマと思いがある。そしてそこには、愛。 そんなことをストレートに伝えてくれる良い作品だと思います。 でもやはり、短いことで銀狼さんの特徴だと思っていた迫力ある人物の動き(動作も心情も)があまり味わえず、 ちょっと寂しいです! というのもお伝えしておきたいと思いました。 今後ともよろしくお願いいたします。

  • 別れ。

    自分も離別をテーマにした作品を書いたばかりなので、色々考えてしまいました。理不尽に気づかないのは、幸福てあると同時に悲劇でもありますね。

  • 空手。

    私も小学生時代に空手を習っていたので、懐かしさと初々しさを噛み締めながら読ませて頂きました。ささやかな変化は幼い時のプラス要素になりますね。

  • 新感覚!

    銀狼さん、こんばんは。 「イリュージョン」、拝読しました。 題材がまず面白いですね。こういう分野の方々の思考はまた違うと思い込んでいる庶民として、興味深く読みました。 豊かな感性があると、ちょっとした気持ちも、激しく影響してしまうのかもしれません。 そして銀狼さん、このラストは……意外でした! ちょっと嬉しく、ちょっと寂しい。これは素直な読後感です。 有り難うございました。

  • 白魔とは。

    恐ろしい存在は人間に何をもたらすかはわかりませんね。昔話を現代風にアレンジした作品の様で楽しませていただきました。

  • 雪の恐怖

    銀狼さん、こんにちは。「白魔」を拝読しました。 僕も雪国で生活していたことがあり、真っ白で視界が利かない時の恐怖を思い出します。 銀狼さんの特徴だと僕が思っている、現場仕事の描写は本作でも冴えわたっていますね。 人間関係の部分は、主人公に感情移入し、辛くなります。 結果的には最悪の方向を避けられたようで、安堵しましたが、 結構後ろまでハラハラしました。その点、とても面白かったです! あと、細かいところで申し訳ありません。 新潟は東北電力管内ではありますが、信州との境であ ... 続きを見る

  • おはようございます。 今まで読ませていただいた作品にも、男女の愛は書かれていましたが、今回は本当の恋愛小説なのですね。デートの映画や食事する場面が爽やかで、読んでいて自分の若い頃も思い出しました。 好きになった女性と上司が関係あったなんて、特に真面目な男性には耐えられないでしょうね。剛田店長には嫌悪感いっぱいになります。何と言うか、やることは職権乱用ですよね。健二の恋愛だけでなく仕事もだめにして、今ならパワハラで訴えたくなりますね。 この作品に限らず、いつも思います。 銀狼さんの ... 続きを見る

  • それは幻ではなく、確かな愛

    銀狼さん、「魚幻」を拝読しました。 確かに、銀狼さんには珍しい「純愛もの」ですが、銀狼さんならではの描写と展開が光っていると思います。 やはり釣りのところや、職人修行のところは特にそれを感じます。 それがあって、ショックを受けながらも貫かれる純愛もより大きく響くのだと思いました。 ファンタジーチックな仕上げも今までの銀狼さんにはあまりなかったところかと思いますが、お見事だと思います。 大きい魚よりもより大きい存在を描くところ、苦労の跡が…… 有り難うございました!

  • 純愛!

    切なくて、苦しくなるような悲哀溢れる純愛に泣けました。 二人とも優しく、理知的で、思いやりがあるからこそ起きてしまった悲劇。 もっと何とかならなかったの! と歯痒くて、ヤキモキもしてしまいましたが、互いの思いは通じ合っていたんですよね。 最後は「湖」の伝説として、いつまでも一緒に……微かな救いが爽やかでした。 修行中の刃物の研ぎ方を学ぶシーン、実は私も似たような修行時代がありまして、なかなか上手く研げなくて、水平の角度を保つ為に指をそっと砥石に触れながら研いでいたら、いつの間にかす ... 続きを見る

  • 第3話

    気候変動がどんどん進んで、人類が滅亡に向かう。その過程がリアルに描かれていて、ぞっとしました。 気温がこれだけ高くなると、かつて一世を風靡した権力者たちも形無しですね。 野菜を手に入れるのに、命を張らねばならない。ようやく見つけたものは、スーパーで売っていた時の値段の倍以上。 一つ一つの小さなエピソードにも、説得力を感じました。銀狼さんのリサーチ力に驚嘆です!

  • 気候変動って怖い!

    第2話、すさまじい温暖化と昆虫食と……リアルで怖い近未来の姿でした。そして「ガイア」の言葉が出てきましたね! 銀狼さんの研究熱心が、いつにも増して伝わってくる回でした。デカルトの合理的な哲学が温暖化を推し進めたとは。 ポプラが温暖化を止めるというエピソードも、非常に興味深かったです。実際にこんな研究があるのですか? 荒川の堤防。私はそんなに遠くない所に住んでいるので、これまた決壊の様子がリアルに感じられました。 前半、「神学者たちからは避難」→「非難」? 細かいところ、すみません。漢字の ... 続きを見る

  • 色んな対比

    こんにちは。今日はこちらの作品を一気読みいたしました! 昨日読ませて頂いた「ラストオーダー」は暗喩的な表現の美しさや描写に心奪われましたが、こちらはそれなりに文字数も費やしているからでしょうか、構成とかストーリー展開、何よりルポタージュやドキュメンタリーのような生々しいリアリズムに息を呑みました。 繰り返し出てくる過去の回想が、現在の因果というよりも、現在との対比になっているように思いました。 そこから、人間の尊厳とか生き様が炙り出しのように浮かび上がってくるように感じました。 成功と挫 ... 続きを見る