蜥蜴(トカゲ)

作者 銀狼

[現代ドラマ・社会派]

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時は昭和。山を愛した少年が、極道として生きる道を選んだ物語。題名のトカゲは主人公の守護神ような存在。表現は極力抑えておりますが、凄惨な暴力シーンや成人向けのシーンが出てきます。決して暗いお話しではありませんが、嫌悪感を覚えそうな方はどうかスルーしていただければと思います。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。
※書影出典はアトリエに。

ファンレター

裏社会の優しさ

銀狼さん、こんばんは。「蜥蜴」を拝読しました。
銀狼さんの描かれる世界には、自分が経験したことのない、むしろ経験したくない(失礼!)世界が展開します。
なのに、その中にもいいなあ、こういうの……と思わせてくれる愛、優しさが必ずあるんですよね。
タイトルの生き物が重要なポイントになりますが、ラストも何か絡めたらもっと印象深いものになったかもなあ、と僭越ながら思いました。

第3話中ほどの「社内」は「車内」ですね? せっかくなので……

印象深いお話を有り難うございました!

返信(1)

村山さん、早々に拙作「蜥蜴(トカゲ)」を読んでいただきありがとうございます。暴力を描くということは、実際にその世界に身を置く人もいるわけで、誤魔化しは許されません。全神経を使い、本当に疲れます。ではなぜ書くのか? ひろゆきさんの「無敵の人」という言葉があります。暴力、犯罪は絶対に許されないことですが、モンスターを生み出す社会に一分の非はないのか(もちろん自分も含め)。暴力の世界からでしか見えないものがあると思うのです。この物語では、主人公とは違う人物に作者が隠れております。その慚愧の念も込めて書き上げた小説でした。
現在執筆中の長編バージョンでは、また違ったエンドを想定しておりますが、村山さんのアドバイスを参考に工夫してみますね^^
※ 誤字のご指摘、いつも感謝しております。重ねて、ありがとうございました!