ガイアの涙

作者 銀狼

[現代ドラマ・社会派]

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温暖化による熱波、豪雨、洪水。あるいは寒冷化が引き起こす飢餓の世界。しかしその先で待ち受けているさらに怖いリスクは何かを、私たちは見落としているかもしれません。果たして人類は、テクノロジーとビジネスだけで気候危機を生き抜くことができるのだろうか。。 哲学や文学、絵画や音楽などの芸術の力も必要かもしれません。
【参考文献】地球環境文明論(星野克美著 ダイヤモンド社)、悪魔のサイクルへ挑む(西澤潤一、上野イサオ共著 東洋経済新報社)、新・環境思想論(海上知明 荒地出版社)、パンセ(ブレーズ・パスカル)
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。
※書影画像の出展はアトリエに。

ファンレター

気候変動って怖い!

第2話、すさまじい温暖化と昆虫食と……リアルで怖い近未来の姿でした。そして「ガイア」の言葉が出てきましたね!
銀狼さんの研究熱心が、いつにも増して伝わってくる回でした。デカルトの合理的な哲学が温暖化を推し進めたとは。
ポプラが温暖化を止めるというエピソードも、非常に興味深かったです。実際にこんな研究があるのですか?
荒川の堤防。私はそんなに遠くない所に住んでいるので、これまた決壊の様子がリアルに感じられました。
前半、「神学者たちからは避難」→「非難」? 細かいところ、すみません。漢字のご確認を。

返信(1)

あおぞらつばめさん、こんばんは! 近未来をできるだけリアルにというスタンスで書き進めたので、そこを汲んでいただいたようで嬉しいです^^ ありがとうございました。遺伝子組換えポプラなど、その他様々な現象は、限りなく現実になる可能性が高いものを取り上げました。但し、荒川堤防決壊に関しては、台風と津波が重なるという想定なので、可能性は極めて低いと思います。仕事の関係上、精度の高い情報は入ってくるのですが、人間と社会はその時どう変貌するのかとなると、小説の力でしか表現できない気がします。地球温暖化小説は、世界で最も売れないジャンルだそうで、現在、シンガポールの書店に1冊あるだけのようです。拙作ですが、この小説を読んでいただけることに、大変感謝しております。※誤字のご指摘、助かりました^^ 本当にありがとうございました。