第14話 どうしようもない恋の唄

文字数 427文字

さきちゃんは歪んだ性欲を抱えてる。
わたしはそれを受け止める。
こうしてこの作品読んでると、ふみかちゃんのせいかな?とも思う。
わたしは時々困るから、わたしの都合合う時以外ははねつける。
それがさきちゃんを傷つけて、喧嘩になる。
最近わかったんだ。
わたしにとって「そんなことくらい」は、彼には違うんだって。
でも逆も然り。
そこでバランス取らないと、一方的な恋になっちゃう。
でもわたしだって、聖母じゃないんだ。
不安になるよ。
ふみかちゃんは、さきちゃんが嫌になるくらい満たしてたのかな?
そんで、昨夜寝盗られる夢を見た。
さきちゃんと違って、わたしは望まないのに。
ただただ、悲しいだけなのに。
あ、さきちゃんがいつも「まみちゃんかわいいから、良いひと見つかるよ」って言うのは、そういう事?
誰かに愛されて、のぼりつめちゃうわたしに劣情を抱きたいの?
わたしは、嫌よ。
身勝手なのは、さきちゃんだよ。
わたしの気持ち、考えた事ある?
ねむい。
あ、れ?
目を閉じると、暗闇が、なんだか赤いわ。
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