謎解き、はじめ (語り:秋元蓮)

文字数 7,330文字

 間老人にノートを渡されてから、いや、私がノートを読み終えてから、数日が過ぎた。高校の授業など身に入るわけもなく、常に悶々とした気持ちを抱えている。母は、最近よく上野に行くと思ったら、今度は部屋で何か考えているようだけどどうしたの?と心配された。しかし彼女は楽天家であるので、こんな話をしても意味がない。父に話すべきだろうか。電話でもして。しかし、三太郎さんが亡くなっているということは、病床の彼を落胆させてしまうのではないだろうか。
 そこで私は、こういった事は民俗学、呪術大好き仲間──否、むしろ先輩として仲良くしてくれている、慎一さんに聞こうと思った。堀沼慎一という私の従兄弟は現在文系の院生で、盆栽大好き、著名人の墓巡りや、寺社仏閣巡り、骨董巡り、寄席巡りが趣味という変わり者だ。だが文系の院生なんてものは、多かれ少なかれそんなものだろう。偏見だろうか。私の趣味は親族の集まりで遊んでくれた彼の影響も大きいのだ。彼はその趣味で、仲間内での渾名が『慎爺』である。
 『いろは食堂』と書かれた店の入っているビルの上の階は、一室六畳間のアパートで、彼はそこに住んでいる。彼の両親、つまり私の叔父と叔母が開いている『いろは食堂』で、店を時々手伝うことによって家賃を免除されているらしい。しかし残念ながら諸事情とセンスにより、慎一さんは料理の腕前は壊滅的である。そのためよく、皿洗いと掃除、食券の受け渡し等をやらされている。ただ、料理の味には煩い。伯父夫婦が食に対して甘やかした結果だ。
 私が彼に電話を入れると、丁度今は暇だというので、大方の話を告げながら歩き、十五分ほどで彼の一室の前に着いた。呼び鈴を押す。
 「蓮ちゃん、久しぶりだね!こないだ店であったから、丁度一月ぶりかな、本と服が散乱しているけど、まぁ入って、入って。」
 学生、しかも院生の一人暮らしということで、あたりには所狭しと本が並んでいる。布団は積み上げられた本や段ボールの下敷きになっていた。床は二畳ほどのスペースが開けられていたが、私が来るから慌てて荷物を布団の上に積み上げたのだろう。実家の食堂がすぐ下に有るからか、台所のコンロの上にまで、本や服や、妙な道具やらが積み上がっている。
「相変わらず汚いね、彼女出来たら困るよ」
 そう軽口を叩けば、彼は肩をすくめた。
「この程度に引く女の人は僕を好きになることはないから大丈夫だよ、つまり望みはないってことだけど。」
 ばさばさと雑誌をどかしながら、慎一さんはポットのお湯を急須に入れた。ちゃぶ台の上に煎餅と、スナック菓子が放り投げられる。はい、こんなんしかないや。そう言いながら湯呑を出される。薄い茶だった。きっと以前に来客が来た時の出涸らしだろう。慎一さんの家に美味しいお茶は期待できない。白湯だと思って有難く頂く。お茶やお菓子を楽しみにするのならばこの人のところには間違っても来ない。
「で、見せてよ、そのノート。」
 彼は、自分もちゃぶ台の側に座るやいなや、私に片手を差し出した。古びたノートを鞄から出す。彼は奪い取るようにしてそれを取り、すぐさま読み始めた。こうなると話しかけても無駄なので、私もその辺りに散らばっていた本の背表紙や雑誌の切り抜きをなんとなく眺め始める。魔の書、日本古代神話体系、涅槃寂静について、達磨禅師と一休宗純、ある日突然警察があなたの家に来たら、香具師奥義書、院生書生のすすめ、神様だってひきこもる、トイレに住む怪異たち、自殺に見せかけられた他殺の方法、梵字解説……楽しい部屋だ。

  ◇

「蓮ちゃんのお父さんは、こんなめちゃくちゃ面白そうな体験をしていたのに僕に語ってくれなかったのか!酷いや!」
 彼は手記を読み終えるなり、そう叫んだ。大声に驚きながら、そちらに向き直る。
「で──間良哉さんって人に、それを渡されて、三太郎さんと小桜さんが死んでいる、と。ね。なるほどね。小説みたいな話だなぁ。まぁこの御時世というか、小説にするには問題ある描写もあるけど……良哉おじさん、普通の会社員のくせに、こんな民俗学や変なものが大好きな院生に優しいなと思ったら、こういうわけか。相談してくれたら良かったのに。」
 慎一さんは、さらさらと手元のノートに何かを書き出した。
「僕は今、ちょっと気になっている人が居て、その人の事を探っていたんだけど……白髪で、目が結構濁っていて、黒いコートを着ている──間さんって──こんな顔じゃなかった?」
 そこには、彼の似顔絵が記されていた。鋭い瞳。
慎一さんがこんな特技を持っていたとは意外だった。確かに、慎一さんは私よりもずっと骨董やらアンティークものに執着している。一度子供の頃に物、それも大きな仏像を盗み出そうとしてこっぴどく叔母夫婦に叱られていた。上野や新宿、代々木だのなんだの、私よりもずっと頻繁に骨董市やら蚤の市やらに通っている。
 なら、間さんに会ったことがあるのだろうか。
「そうだけど、知り合い?……絵上手いね」
「そうでもないよ、スケッチが好きだからっていうのと──ほら、僕は色弱だから、濃淡を濃さで表せる鉛筆デッサンは楽しいんだよね。そうか、あれはほんとに【灰色】なのかな。」
 とん、とん、と鉛筆の背で紙を叩きながら慎一さんは首を傾げた。そういえばそうだった。図工の授業だか何かで、絵の具の色相環が理解できなかったのだという話を思い出す。自分の見ている色はこの世の中の姿とは異なるのだと思ったと、そう言っていた。けれど、世界の正しい形なんてものは、本当にあるのだろうか。蛍光灯の光が鉛筆の影を紙に落とす。間さんの絵の瞳の部分を彼はなぞりながら呟く。
「……へえ。なるほどね、道理で、只の骨董のお店の人にしちゃあ

わけが判ったぞ、蓮ちゃんが意外と鈍いってこともね、いや、雰囲気に呑まれたかな。それか非科学的な話だけど、何かの力で──気が付かないようにされているのかな?」
 何だか馬鹿にされているような気がして、相手を睨む。へらへらと笑うのを辞め、慎一さんは真顔になった。ノートがちゃぶ台の上に置かれる。そう言えばこのちゃぶ台は、曽祖父の家を壊すときに貰ったのだという。
「……いいかな、その人は小屋の細部を色々君に話して聞かせたんだろう?」
 そうだ。アコーディオン弾きの話、良哉少年の話、三太郎さん、小桜さんの話。他にも、小屋の様子や立て方の話も、彼はしてくれた気がする。
「それは彼が手記の良哉さんならば矛盾しないよね、でも彼は最後に、そのノートは蓮ちゃんのお父さん……良哉おじさんのものだって言ったんでしょ。彼が赤の他人ならさ、何で三太郎さんと小桜さんや小屋の事をそう色々話せるのさ。」
 それは──彼等と面識があったからではないか。
「仲間内での知り合い?顔なじみねえ……じゃあどうしてノートの中に出てこないのかな、まぁ百歩譲って良哉おじさんの知らない彼らの知り合いだったとして──わざわざ蓮ちゃんに合って、偽名名乗って、その話や色々な話を聞かせる必要ある?」
 確かにそうだ。しかし。彼の言葉を思い出す。
──娘の個人情報を、やたらに教えるもんじゃないと。
「しかもね、蓮ちゃん。あの人が骨董にふらりと現れたのは──いや、戻ってきたって言われていたし言っていたな、暫く西にいたけど何年かぶりに東京には帰ってきたって。で、三ヶ月前から、つまり蓮ちゃんのお父さんが入院したときから、骨董市に良く顔を出すようになったらしい」
 私は、何やら背筋が寒くなる思いがした。
 矢張り、あの老人は私を探していたということだろうか。
「僕が気になっていた──『さんさん』と呼ばれている人がその絵の人なんだけど、その人は、その手記の『三太郎さん』なんじゃないかな。そして、君が会っている『間良哉さん』も『三太郎さん』なんじゃないかな。」
 それは。
 出来過ぎていると思ったけれど、私には否定は出来なかった。確かに、考えてみれば色々とおかしいところはあるかもしれない。
「僕の印象だと、あんまり丁寧な口調が似合う人でもないのだけど──蓮ちゃんの前だからかな。」
 なら、何故名乗らないのだろう。
 父にあれ程会いたがっていた人が居た事を、私は初めて知った。十ほどの子供の頃からずっと、昭和から新しい年号となった二十世紀の世紀末──某予言者の予言した滅亡で世界は終わらず、二十一世紀になってもずっと忘れず。大した記憶力だ。
「だったら、自分が三太郎ですよって、私に言えば良くない?」
 慎一さんは事も無げに言った。
「会いたくはないんじゃない?」
 そんな薄情な。と思ったが、そういうものなのだろうか。それが顔に出ていたのだろう、慎一さんは笑った。
「うーん、だってさ、例えば良哉おじさんにとっては幼い頃の印象に残る人達なのかもしれないけど、小屋の人達にとっては只の、ちょっと仲良くなっただけの子供かもしれないじゃないか。そんなの他にもいるだろ。これは、一方的な視点からしか書かれてないし。寧ろ──蓮ちゃんの事を可哀想に思ってこのノートを返してくれただけでも、結構良い人だと思うんだけどね。むこうからしたらちょっと、重くないかな。死ぬ前にもう一回会いたいとか、娘から受け取ってくれとか。それこそ執心は嫌いそうだし──あの人。」
 そう諭される。確かにそうかもしれない。この従兄弟は、妙な趣味嗜好の割には現実的に生きている。間さんとも知り合いのようだし、会いたくないのだろうというところも納得がいく。
「父には、彼の言う通り伝えておく方がいいかな。」
「そうだね……いや、がっかりするといけないから、何も言わなくて良いんじゃないかな。」
 それから、最後の手紙を読み直していた慎一さんは、ふと顔をあげた。
「そういえば、蓮ちゃんがお父さんから預かったものって何なの?」
 その質問に──私は答えることができなかった。そう言われてみれば、父の名前の出てきた衝撃と、ノートの内容に気を取られて忘れていたが、私に父は何かを預けただろうか?
「……何なんだろう。」
「覚えてないの?」
 慎一さんは拍子抜けしたようだった。しかし私はそんな重大なものを預けられると思って父から物を貰っていたわけでは無いのだ。
「遺髪とかじゃないだろうし……鏡や根付貰ったって言っていたからそれかな?」
 鏡。父親がくれたような気もしているが。確か、特に模様も何も無かったと思う。
「でも、間さんは何も言わなかったってことは、その小桜さんからの品物も要らないってことなのかな。」
「……いや、それはどうなんだろう。」
 慎一さんは、そこで初めて首を傾げた。
「この手記の三太郎さん像からは、それまで無視するような人には見えないんだよなぁ……さんさんも、僕に色々教えてくれる段階で結構世話焼きだし……そういう意味では、会いたくないというより会えない理由があるのかもしれないね、最後らへんの別れ方とか、これ読むに何かのごたごたがあったのだろうし。ただ蓮ちゃん、あんまり深入りしないほうが良いのじゃないかなこの件。特に女の子はさ。」
 最近、この辺りも物騒だし。そう言いながら慎一さんは乱雑に散らばっていた荷物を集める。
「名探偵に依頼する?」
 冗談めかして言えば、慎さんはふと真顔になって話し始めた。
「名探偵ってさ、まぁ本邦には半七や明智、金田一、法水といった方々、海外にはデュパン、ホームズ、ポアロ、サムらの大先生がいるけど、後は僕と名前が同じ国民的アニメの彼とか……。僕は──すべての謎を誰か一人が解き明かすことって、やっぱり現実的じゃないと思うのだよね。」
真顔でそんなことを言いながら頭を掻く慎一さんを、呆れた顔で見つめてやる。小説は小説なのだ。探偵が居なければ事件が解決しないだろう。話の収集がつかない。
「それはそういうものでしょう?」
「事件は探偵のものじゃない、被害者と加害者の間のものじゃないか。だから、外からあれこれ言うのは無駄なんだよ──探偵は、寧ろその周りの人々と、読者の為に居るんじゃないかと、僕はそう思う。この謎は多分、良哉伯父さんのものだから……ううん、やっぱり間さんに聞くのが早いか。僕が」
「え、私は?」
 どうして彼が勝手に話を進めるのか。話を聞いたのは私なのに。そう思い不満を露わにする。ただ、彼の去り際の様子からすると、再び会ってはくれないかもしれない。そう考えると、慎一さんに任せた方が良いのだろうか。しかし、本当にいつの間に、仲良くなったというか──間さんについて調べていたのだろうか。
「あ、そうだ。もう一つあった。蓮ちゃんのお祖父さんって、秋元のお家の婿養子だったのだよね?」
「そうだよ。」
「お妾さんがいたってほんと?おばさん──蓮ちゃんのお母さんがこの間、お義父さんはかなり酷い人らしかったのに、お義母さんは立派だったって零していたよ。」
 なんとなく、その話は聞いたことがある。しかし何故だろうか。
「おばあちゃんから聞いたことはあるよ。芸者を囲っていたとか……。」
 慎一さんは、くるくると鉛筆を回しながら、今度は何かの地図を取り出す。そういえば、間さんもこの間地図を見ていた。何をしているのだろう。知り合いなら、二人の間に何か共通した地図を見る用事でもあるのだろうか。
「……ちょっと、というか、かなり話は変わるのだけど、今度は僕の話を聞いてくれ、最近この辺りで若い女の子を狙う枯れた爺が出るらしい。」
 それがどうかしたのだろうか。枯れた爺とは何なのだろう。私の疑問が顔に出ていたのだろう、慎一さんは瞬きをして、私の方に煎餅の入った籠を押し出す。
「枯れた爺って、円熟味が増している方じゃないよ、若い女を狙う時点で枯れてないし…おっと、失礼。それなら愉快な話なのだけど──そうじゃなくて、木乃伊のような影が彷徨き回っているっていう噂話があるんだよね。怪談だろ?」
 目を輝かせる従兄弟に、私は苦笑いで応える。興味が無いわけがなかったが、大方このような話は幽霊の正体見たりなんとやらで、只の徘徊老人なのではないかと思った。
 でも、と慎一さんは続けた。
「この話をしたとき、さんさん──君の言うところの間さんは言ったんだ。『もしかして、その爺が出るところは向島・新橋・赤坂・神楽坂・浅草のどれかじゃねえか』って。『新橋と浅草が多いだろう』とも。僕はフィールドワーク……研究で色々聞き込みや噂集めしていたから驚いたよ、確かに、僕が聞いたり掲示板サイトで見たりした限りでは──飯田橋の辺りで一度、新橋のガード下で深夜四件、赤坂の早朝一件、浅草で三件だった。何で分かったのだろう」
「そこらって花街?だよね?」
 問いかけに彼は頷く。それから胡座をかいて腕を組んだ。
「そのくらいは僕も知っている、というか思い当たっているよ。そうじゃなくて、どうしてその人はそれを知っていたのだろうと思ったんだよ。あの人は絶対何か知っている──し、もしかしたらあの人がその枯れた爺と化しているのかもしれない……なんてのは流石に小説の読み過ぎだけど。いや、違うか?枯れた爺を捕まえたい……わけでもなさそうだな。何かを探しているとして、ううん……でも……それなら……」
 腕を組んだまま、地図とにらめっこを始めて独りぶつぶつと呟き続ける。
「……うーん、判らんね、また話を変えるけど、秋元の秀子ばあちゃん……君のおばあちゃんの優子ばあちゃんのお姉さんね、ばあちゃんがうちの曾祖父ちゃん、秋元弘三からの家系図を書いたら面白いって言っていてさ。ほら、僕の父と良哉おじさんは従兄弟で、西岡姉妹とそれぞれ結婚しただろ。なかなか珍しいよ、僕らは再従兄弟かつ従兄弟だから……結婚はしないほうがいいかもね、血が濃すぎる」
「誰が慎一さんと結婚なんて……確かに珍しいのはそうね。ちょっとややこしいけど」
 脈絡の無い話をこの従兄弟がするのには慣れている。彼の頭の中では何か関連しているのだろう。確かに私達は、母が姉妹同士であり、父が従兄弟同士なのである。
「しかもこれが、全くの偶然らしい。考えられる?なかなかないよ。でも世間には意外と、そういうことが無くはなかったりするらしい……」
 慎一さんは、そこらにあった紙の裏に、すらすらと文字を書き出していった。
「えっと、こうかな。」
 彼が何をしたいかも解らず、ただそれを眺める。
「良哉と智子の娘が蓮。智子と徳子が姉妹で、徳子と輝夫の息子が僕で……蓮ちゃんの父方のお祖父さん…は何ていうんだっけ、そのお妾さんがいた人」
「秋元義弘。」
「うんうん、旧姓は?」
「なんだったかな……確か、相性の相に田んぼの……アイダさんだか、ソウダさんだかなんだよね。うちのばあちゃんは適当だからそんな認識だし……前何かの書類に書いていた気がする。」
 優子と言う私の祖母は、道行く祖父を見付けて、なんて素敵な人なのだろうと一目惚れしたらしかった。道行く彼を呼び止め、良ければお名前を教えてください、と声をかけたが断られたという。しかし、後日煙草屋の店先で雨宿りをしている彼を見付けて傘を差し出し、名前を告げると彼は名刺を渡し、必ず返します。と礼を言ったそうだ。おじいちゃんはほんとに次の日に傘を持ってそこに立っていたのよ、私は感動したわ。とは、祖母がよく話してくれたエピソードだった。それがきっかけで、祖母の父──権力のあった人だと言うが、秋元弘三も祖父を気に入り、やがて婿養子となったという。
 私の曾祖父である秋元弘三は「有能であれ」が口癖の、家柄や身分よりも実力や才能を重視する人間だったという。議員を何年かやったが、商売に転向して成功を収めたそうだ。
「そうか。兄弟いる?お祖父さん。」
「わかんないな……そこ、家系図にそんなに重要?あ、違う、妹さんが居た。蓮子さんっていう、私の名前はその人が素敵な人だったから、その人みたいになって欲しいって思いを込めて祖父が付けたんだって。」
 慎一さんは呻いた。
「いや……うん。わかったよ、ありがとう。」
 目を細めて、彼は私を見た。何故だか、その目は少し私を訝しんでいるように感じた。
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