第２８話：山沢と池松さんの結婚許可と熊本地震

　そして、君は、美味しいブランデーとビールどっちが良いと聞かれ、ブランデーと答えて、各自が、コップについで、乾杯した。そして、ご馳走をいただき、旨いブランデーを飲んで、すっかり、山沢が、真っ赤になった。うれしい、本当に、素晴らしい日になったと言い。池松家に上がるまでは、内心どきどきしていたと本音をもらした。

　１４時頃になり、すっかり、ご馳走になりありがとうございましたと告げて池松家を後にした。山沢は、家に帰り、松尾と沢村さんに結婚を承諾してもらったと語った。それは良かったと言い、早速、今まで世話になった孤児院の金沢さんにも電話しなさいと言われ電話した。すると、電話の向こうで金沢さんが、泣いている様で山沢も涙声で、ありがとうと御礼を述べた。
　
　その後、２０１５年１１月９日、ＳＰＤＲ・Ｓ＆Ｐ５００の気配値が、２５８４０円となっていたので、成り行きで松尾が１０４９株売り出すと平均２５９００円で全株が売れた。１１月１６日、ＳＰＤＲ・Ｓ＆Ｐ５００の気配値が、２５８２０円となっていたので成り行きで山沢が８３４株を売り出すと平均２４８００円で全株が売れた。

　それによって松尾は、税引き後利益が２３３３万円で、投資残高が、１８５５０万円となった。一方、山沢は、税引き後利益が１７８６万円で、投資残高が、１５３００万円となった。２０１５年は、訪日外国人が、７９６万４４００人に達し約４８％増加した。その背景には、円安に加え、日本発着の国際航空路線の拡充、査証「ビザ」支給要件緩和などが、あったようだ。

　今年の訪日外国人数は、１９００万人を超えるとみられる。また、外国人の免税売上高「１～１０月」は前年同期と比べ、約３.１倍の約１６１０億円。しかし、中国を含む新興国経済の減速に伴い、爆買いの勢いが鈍る可能性も心配され始めた。特に中国人による日本製の炊飯器や化粧品の医薬品の購入が、特に目立った。

その他、世界中でテロが起こった。１月にパリで風刺週刊紙が国際テロ組織アルカイダに同調するイスラム過激派に襲撃されて以後、過激派組織「イスラム国『ＩＳ』」による大規模テロが各地で多発。チュニスで３月に起きた博物館襲撃では、邦人３人も犠牲になった。１０月にはアンカラで自爆テロがありエジプトではロシア旅客機が爆破された。

　１１月もベイルートの自爆テロに続き、パリで同時テロが発生し１３０人が死亡。いずれもＩＳが犯行声明を出した。米国でも１２月にカリフォルニア州で過激思想に染まった夫婦による銃乱射事件が起きた。パリ同時テロを受け、英仏がシリアのＩＳ拠点への本格空爆に踏み切った。

　こうした米主導の有志連合に加え、ロシアもアサド政権を支援する立場からシリア空爆を９月に開始。ＩＳに対する国際的包囲網が強まっている。また、シリアを中心に中東やアフリカの紛争や迫害を逃れ、欧州を目指す難民が急増。粗末な船などに乗った難民が連日大量に押し寄せ、国境にフェンスを設けて流入を抑える国も増えた。

　９月にトルコの海岸に打ち上げられた３歳男児の遺体写真が報じられると、世界的に受け入れの動きが広がり、欧州最大の受け入れ国ドイツのメルケル首相はノーベル平和賞候補になった。
　欧州連合「ＥＵ」は、全体で１６万人を分担して受け入れることを決めたが、既に百万人以上が欧州入りし対策は追い付いていない。

　１１月のパリ同時テロでは、容疑者が難民に紛れ欧州入りした事が判明し、テロリスト流入対策の不備が顕在化。欧州各国は国境審査を相次いで強化し、欧州統合の柱である「域内移動の自由」も揺らいだ。その他、ギリシャ金融危機は、依然として継続。こうして２０１６年を迎えた。２０１６年４月１４日２１時２６分以降、熊本県と大分県で相次いで大きな地震が発生。