文字数 373文字

沈んでいった色もわからず
ただ伸びていく、空白が
時折やってくる、鼓動を胸に
歩き出した、静寂の中に
暗闇の中の懐中電灯が
伸びていく、勝手な脳感覚に
落ち込んだ海が、淀んでいった
ただ連なる信号が、持ちあがる
淡い感覚に、酔っている無意識の
静寂から続いている
過ぎていく日々は、次第に明瞭になっていく
あの日、見ていた感覚が、浮かぶ
消え去った宇宙の中に、
あったはずの景色
死んだ世界に落ちている
様々な暗闇が続いていく
結局それらの輪郭すらあやふやで、
それは、浮かんでいた
明解な答えもなく
ただ壁が続いている
紫色の鉛筆が、続いている線は
次第に浮き上がって、
指令が木霊する
胸を掴んだ新しい文章に
またやってくるものは、
手にしようとしていた
利己から、影になっていく
緑の森から、やってくる光が
持続していく感情から
もう一度、繰り広げられる
明るい火が燃える時
もう一度、抱いた感覚に酔う


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