【お題】「春を待ち焦がれて」
文字数 236文字
※こちらのお題は、呟怖お題の人(お/蒹垂 篤梓@宵闇亭)(@AtsushiOgita)さんよりご提供いただきました。
※画像提供者:Copyright 2022 @AtsushiOgita
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雪国における春の待ち遠しさは他地域の比ではない。
だからこそ誰も春爺を咎めない。
春爺は自らを春の神の使徒と呼び毎年何らかの儀式を行っている。その儀式と、この山奥の村では立春に必ず春が訪れることとの因果関係は不明だ。
近隣地域で毎年この時期に行方不明者が出るがきっと無関係だ。