【お題】夏の終わりに落ちていた羽根

文字数 212文字


※こちらのお題は、くろとりはち(@kurohacci)さんよりご提供いただきました。
※撮影者:Copyright 2021 @kurohacci

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羽根が地面を歩いていた……ように見えた。
違う、蟻だ……と思った。
私がそれに注目していると、羽根を運ぶその透明な何かは羽根を地面へ置き、その上に溶けた。
まるで数滴の水滴にしか見えない……ふと感じる。これはニーチェの言う深淵だと。
私は水滴から顔を隠し足早に遠ざかった。
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