【お題】「黄昏のささめき」

文字数 315文字


タイトル:「黄昏のささめき」
場所:古の陰陽師を祀った神社
時間:黄昏時
人物:「私」、娘、(任意で野良猫)
状況:人の気もないのに声が聞こえる…
※こちらのお題は、お/蒹垂 篤梓(自称、幻想の戯れ騙りべ)【呟怖ORG入ってます】(@AtsushiOgita)さんよりご提供いただきました。
※撮影者:Copyright 2021 @AtsushiOgita

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黄昏に紛れて足を運んだ境内は、昨晩の呪が効いたのか人の気はない。
もう慣れた手順を踏むと、新しい形代が愛娘の姿へと変わる。前の姿から確実に一年、歳を経た姿へ。
ふと、この様なことを続けるから妻が正気に戻らないのかもと考える。
「人のせいにするなよ」
野良猫が人語でささめいた。
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