spring

文字数 120文字

陽の下、いつも眩しそうな彼の寝不足はベッドが固いせい。
「もっとスプリングを増やさないと」
彼は春を買い、ベッドの中に沈める。
プラスティネーションされた骸は彼女らの柔らかさを残して。
それでも彼にはまだ足りないらしい。
物憂げな瞳で貴女を見つめる。
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