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文字数 407文字
陽だまりの中に咲く
笑顔の花がはじける
きらりきらりとはじける
人々はみなその温もりに
時を忘れて歩みを止める
きらりきらりは繋がる
うつろい行く軌跡の中に
時が少しずつ道草をしながら
その向こう側に見える
小さな幸せに目を細める
僕らの惑星(ほし)かけがえのない場所
笑顔だけでいいのに
笑顔だけでじゃない
望むモノそんなに大きくないのに
望まないモノが溢れていて
あんなに近くにあるのに
触れることも出来ない日もある
陽だまりの下に集う
無機質な仮面が並んでる
ゆらりゆらりとうごめく
人々はみなその冷たさに
追われながら歩みを早める
ゆらりゆらりが追いかける
陽だまりは平等にそこにある
誰かのためだけでなく
何かの対価でもなく
平等にそこにある
きらりきらりとはじける側で
ゆらりゆらりとうごめいている
私が手を伸ばしたその先に
温もりを感じることができますか
包み込まれた世界の中に
どんな感情も自由ではあるけれど
私は手を伸ばし続けよう
優しい陽だまりを感じていたいから