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文字数 496文字



自分の周りがとても好調で
人もお金も時間も溢れていると
ついそこが頂点だと思ってしまう
そして何より悲しい事に
その対極にあるたくさんの事柄の
自分にとって嫌悪も感じる存在が
あるべきじゃない場所だと
認識して有頂天になる時がある
それは恐ろしく馬鹿な行為で
そして恐ろしく幼稚な発想だと
誰かに揺さぶられるくらいに
衝撃を与えられないと
自分だけでは全く気づけずに
しかも人によっては
終わりが来るその日を迎える
そうやって間違えてしまって
歴史に多少なりに名前を残してきても
普通は自分と同じと思えないから
また同じ轍を踏んで
彼らと並んで名前を刻まれる
でも残念な事に二番手は
誰の記憶にも残らないから
本当に意味のない無知のもたらす
残念な誰かの無惨なカタチ
そんな人間にはなりたくない
それはきっと幼い時に誰しも
一度は脳裏によぎる時がある
そこからどの道とどの手段を
選ぶかによって僕らの世界は
良くも悪くも変わるし変えられるはず
今日間違いに気づいたなら
この後いくらでも何度でも
やり直せる時間があるなら
ほんの一瞬の恥を乗り越えて
また良い道を探せられたら
僕らはきっと胸張って
誰にでも誇れるやり切った栄光を
手に入れることができるそんな気がする

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