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文字数 240文字
つまらない毎日も
見飽きた鏡の前のわたしも
突っ込みどころがない日常
どうしようもない感情
焦した目玉焼きも
冷めたコーヒーも
冴えない彩りを添えてる
見えない明日が窓の向こうで
嘲笑ってる
ほんの少し些細なことで
最低から沸点まで爆上がりのテンションを
迎えることのできる単純さなんて
持ち合わせてないはずだけど
見知らぬ誰かの指先一つの
気まぐれがうれしい
今日また一つ歳をとった
途中から何歳か忘れた
嬉しがることももう随分ないけど
ビールでも飲んで
笑える何か見て
またいつものようなでも明らかに違う
朝を迎えよう