２１

文字数 182文字

時を戻すことは出来ない
改めて思うとこんなに罪なことはない
確かに感じたあなたの鼓動は温かさは
静かに息を殺して
深く深くしかも確実に私の奥へと
突き刺さる見えないトゲになり
生と死の狭間はその扉の向こうに
かき消えてしまう
後悔はない
罪悪感を身に纏い生きると決めたから
歩みの先に何があっても
苦しみもがくのはもうやめた
履き慣れた靴をどこかでなくしても
引き返さずに
この旅が終わるまで

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