【7-3】気まずいランチタイム 3
文字数 528文字
――すごい、怒ってるっぽい。なんか言い方がこわい。
組んだ腕をだらんと下げて、間抜けな顔になった。
彼は、はーっ、と大きなため息をつくと、まだ熱いカプチーノをぐっと飲み込んで、口の中を火傷したのか、あわてて氷ごと水を飲んだ。
その言葉の続きがあった。
ぼそぼそと小声で。
よく聞き取れなかった。
彼は顔を真っ赤にして、ぼそっと言った。
え?
どういう?