第23話:EU英国離脱とトランプ大統領と豪雨

文字数 1,715文字

 来年に大統領選を控えるフランスなどでは反EUの右派政党が勢いづいている。英国のメイ首相は、来年3月までにEUに離脱を通告し、交渉を開始する方針。労働移民制限はできないものの、EU単一市場からは出ずに自由貿易の恩恵を受けられる形態か、単一市場から離脱し移民制限を徹底する選択肢が検討されている。離脱後の関係は交渉の結果次第で大きく異なりそうだ。

2016年7月26日未明、相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」にナイフを持った男が侵入し入所者男女19人を殺害、27人に重軽傷を負わせた。神奈川県警は殺人などの容疑で元職員植松聖容疑者、26歳を逮捕。同容疑者は同施設に非常勤職員として勤務していたが、2月に「重度障害者を殺す」と話したため施設が県警に、連絡し、退職扱いとなった。

 妄想性障害などと診断され措置入院となったが、その後入院の必要性は消失したとされ、3月に退院していた。しかし逮捕後も「障害者は社会を不幸にする」「国が許可してくれなかったので仕方なくやった」などと常軌を逸した独善的主張を繰り返しており、横浜地検は9月以降鑑定留置して精神鑑定を行い、刑事責任能力の有無を調べている。

 しかし、体の不自由な障害者を次々に、殺害した事実は、日本中で、その残虐性で震撼させた。2016年、秋、今年も箱根、芦ノ湖観光と仙石原すすき草原を散策して、芦ノ湖畔のホテルに宿泊し、紅葉と温泉を楽しんだ。翌日、峠道を抜けて熱海に行き、来宮神社に、お参りに行き、境内を散策して回り、多くの写真を撮った。

 その後、熱海の有名な温泉ホテルに入り美味しい海の幸を食べて温泉を楽しんだ。翌日、お土産を買い込んで、熱海を後にして、横浜に帰って来た。その後、2017年となった。昨年、2016年の米大統領選で、既存政治に不信を抱く白人労働者の心を捉え共和党のドナルド・トランプ氏が、予想外の勝利を収めた。その後2017年1月20日、第45代米大統領に就任。

 トランプ氏は就任演説で「米国第一主義」を宣言し直後に環太平洋連携協定「TPP」からの離脱を指示。国際協調を掲げたオバマ前政権からの様変わりは世界に衝撃を与えた。トランプ氏は地球温暖化対策の国際枠組み脱退も表明。内政ではイスラム圏からの入国禁止や国境の壁建設を打ち出した。ただ、幹部の解任が相次いだ。

 トランプ氏とティラーソン国務長官の不和も伝えられるなど、政権運営は不安定なまま。ロシアが、トランプ陣営と共謀し、大統領選に介入した疑惑は、フリン前大統領補佐官の訴追に、発展し、政権を揺るがし続けている。北朝鮮の故金正日朝鮮労働党総書記の長男、金正恩党委員長の異母兄・金正男氏が2月13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で襲われた。

 そして、空港にいた女2人から顔に液体を塗り付けられ殺害された。遺体からは、化学兵器の神経剤VXが検出された。化学兵器を大量に保有し正恩体制の正統性を脅かす恐れがある正男氏を敵視していた北朝鮮当局の関与が疑われた。逮捕・起訴されたベトナム、インドネシア国籍の実行犯2人は「いたずら動画への出演と思っていた」と無罪を主張。

 黒幕とみられる北朝鮮国籍容疑者への捜査協力要請を北朝鮮側は拒否し、マレーシアとの関係が悪化した。北朝鮮が事実上の人質としたマレーシア人9人と正男氏の遺体を交換する形で決着したが、事件の真相が解明される見通しは立っていない。日本でも北朝鮮の魔の手による非道な殺人事件に大きな衝撃を与えた。

 2017年にも豪雨被害が起き2017年7月5日から北部九州「特に福岡県と大分県」で非常に激しい雨が降り1日で500ミリを超える記録的な降雨量に達した。これが広範囲の洪水と地滑りを引き起こした。5万人が避難を命じら、鹿児島県南部地域では、毎時10センチの降雨量が記録された。

 福岡県朝倉市では、赤柳川があふれ、洪水で36人が死亡。県全体で、42人が、死亡または行方不明。この頃、敦夫の孫の重一は、中学で勉強を続けて、2017年秋の一斉テストで、クラスベスト3に入り、神奈川県立翠嵐高校か平沼高校に入ろうと頑張っていた。やがて2018年となった。
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