作品数42
総合評価数3,539
総合PV数431,811

作者ブックマーク

ファンレター

  • 「鯉」を読んで

    三奈乃さん、初めまして。第一話「鯉」から感銘を受けました。発想力豊かな三奈乃さんを尊敬します。素晴らしい作品でした。

  • 少女と女性の間

    幽界から迷い出たような不思議な少年と少女の話。読みかけたら止められない魅力がありました。 この二人の絡み、特に最後の辺りで少年が入ってはいけない道に対して言及するところが印象的でした。 そして、なんだか第二次性徴を持て余している少女の、大人へ至る前の危うい美しさを感じました。そんな期間だからこそ見ることができた幻影だったのでしょうか。短いながらも、読み応えのある作品でした。

  • デッキチェアで麦茶を飲むときの隣の「体温」

    テクスト内だけで論理的に解決しようと目論めば少年が茶トラであるのが妥当だけど、そういう因と果ではなく、この作品で「探す」のはそういうお話でもない。このテクストを読解するときに僕が脳内で参照してしまったのは村上春樹『神の子たちはみな踊る』の方法論だ。 ナラティヴとしては起こるストーリーもあるけど、そのテクストの語られない「外部」があって、その「外部」はテクスト内に「予兆」として不穏な影を落としているような、でもそれは「予兆」がなにかを「なんとなく」察してしまうから不穏に思える、という村上のその作 ... 続きを見る

  • さすがの完成度

    もうイントロから物語にすーっと入り込んでしまいました。 南ノさんの物語は、説明調なところが全然なく、描写がとても細やかで丁寧。それで自分もヒロインに憑依してしまったような感覚になれるのです。 外界と心的世界の境界の曖昧さと、心と身体のヒリヒリ感が、まさに「16歳」の物語だと感じました。 「猫」のメタファーもよきです、素敵な物語でした!(*^^*) (実は……南ノさんは、コンテスト作品出されないのかな、読みたいな、と思っていた矢先だったので、めっちゃ嬉しかったです!)

  • 三奈乃さんの「異界」

    三奈乃さんの「異界」モノ(と、言っていいのでしょうか……?)、別世界の存在が静かに足元に押し寄せてくるような、けれど同時に品位も感じさせる、三奈乃さんならではの趣きがあって本当に好きなのです……! 読めて嬉しいです。 16歳……自身の意識と身体との関係がねじれたり、無意識のうちに危険なものに接近していたりと、この時期そのものが人生における「異界」なのかもしれませんね……。そんなことに思いを馳せました。 今回も素敵でした……!

  • 16歳のゆらゆら感。

    ほんとうに危なそうで落ちそうな年頃。からだを意識し始めて、大人になる事を意識し始めた年頃だったなぁと自分の昔を思い出しました。あの頃、自分の周りにあったいろいろな『塀』も思い出して感情を揺さぶられました。 少年の声が変わったときは、私もどきり。不思議な物語なのに、鉄の匂いや味、からだの温もりや丸さ、茶や赤の色、そんなリアルをはっきりと感じられて、色々な角度から迫ってくる小説でした。さすがです。

  • 「きわ」

    実は、息子が十六歳なのです。 多感な思春期から大人へと抜け出そうもがいている「際」にいる感じを、毎日近くから見ています。 「わたし」も、分別を身に付けつつ、まだまだ危なっかしい十六歳の特徴が上手く捉えられていて、ついつい同じ眼差しを注いでしまいます。 落ちそうで落ちない「際」から「こちら側」に降りたことも、何か深い示唆を感じます。 随所に見られる「からだ」への意識も、十六歳の少女を象徴している感じがしました。 「入ってはいけない道がある」と説く少年の耳の形を想像しながら、少女には小さな ... 続きを見る

  • 16歳の時の気分を…

    読ませていただいて、ふと16歳の頃の頼りない気分を思い出しました。 自分のことが嫌いだった頃の。ふわふわとして、なにかに頼りないのに頼れず。 あの頃、もしかしたらこの主人公が落ちそうになった闇に、ちょっとしたキッカケで落ちてしまったかもしれない。 でも、そうならなかったのは、それを防いでくれた存在(茶トラみたいな)が、私にもいたのかもしれません…。

  • かわいい♡

    自分にもこんな思い出があったらいいのに…などと思ってしまいした。笑 いいわぁ、ほのぼのな青春… シュレーディンガーとチョコの巧妙で軽妙なコラボが絶妙でした!

  • 最高!

    読み終えたくないのに、読み終えてしまいました(泣) もう、ずっと浸っていたくなるぐらいの魅力満載の世界から、なかなか抜け出せないでいます。 小説としても、大まかには学園ものでありながら、歴史あり、冒険あり、ミステリもあり、バトルもスポーツもあり……それら一つ一つの要素が、とても高質な状態で綿密に絡みあって、誰にも真似の出来ない独特の世界観が出来上がっているように思いました。 当時の女学生にどうしても感情移入してしまうのですけど、前知識の先入観によるお淑やかで奥ゆかしいイメージとは裏 ... 続きを見る

  • 面白かったです~♡

    はー、本当に面白かった…。 でも「第一部」とあったので、まだ続きも期待していいのでしょうか? 当時の女学生が、卒業したら(時には在学中でも)すぐに結婚…後は下女の如く家や夫に仕える日々…ということが多かったのは知ってます。 でも、そうであるが故に、現在の女学生とは比較できないほど、この短い時間が大切で、愛しく輝いていたのでしょうね。 ラストの鏡華さんとこず枝さんとの微かなふれあいにも、胸がきゅーんとなりました。 そして最後の、当時の人生相談! 南ノさんが本気で憤っているのも可笑しく(ほ ... 続きを見る

  • カッコいい…♡

    この、第24章の描写がカッコよくてしびれました! 活き活きとした映像が脳裏に浮かんで、引き込まれます。鏡華さま~♡ まだ全部読んでないのに、ファンレターを書いてもいいのかしらと思いましたが、つい! 続きも楽しみです☆

  • おめでとうございます!

    南ノさん、 わああ。グランプリ受賞、おめでとうございます!! 石田 衣良 先生のご選考とは、嬉しさもひとしおでしょうね。 南ノさんの丁寧で繊細な文章と、大胆な構成と、あっと驚く展開の 作品は、どれをとっても「すごいなあ」とため息が出てしまいます。 (まだ全部を拝読していないのに、なんだか偉そうにすみません。。。) 並々ならぬご努力とお勉強をされ、そして元々の感性が豊かな方なんだろうな、と僭越ながら想像しています。 改めて、心からおめでとうございます! 今後のご活躍 ... 続きを見る

  • 『白熊』

    三奈乃様 大馬鹿者の私にやさしいお言葉をありがとうございます。三奈乃さんを私が励ますなんてとんでもないの極致です。三奈乃さんを尊敬しています。文章だけでなく、大きな方だなあと……。 『白熊』YouTubeのリンクとNOVEL DAYSとnoteを読ませていただきました。 三奈乃さんと出会わせていただいたNOVEL DAYSにファンレターを書かせていただきます。 静かな余韻に浸っています。 貝の内側の色が浮かびました。真珠の膜のようなそんな色の靄が広がって、その濃い靄に包まれたよ ... 続きを見る

  • おめでとうございます!

    この度はおめでとうございます。 動画の中で南ノさんのお名前が読まれたとき、めっちゃドキドキしてしまいました……! 南ノさんのご活躍、我がことのように嬉しいです。 石田衣良さんからのアドバイスも勉強になる……! 「白熊」は動画中で石田さんが仰っていた「物語の出だし」「つかみ」が素晴らしい作品だと感じています。 冒頭から現れる「白熊」という謎を謎のままで最初から最後まで引っ張り、語りすぎず、謎そのものからさざなみのように伝わる奇妙さとかなしさが一貫して物語に満ちて、読者を放さない。素敵 ... 続きを見る

  • YouTube見ました!

    南ノさん、第1回「オトラジ小説コンテスト」受賞おめでとうございます! 一番最初に石田先生から紹介され、そしてべた褒めでしたね。わかってはいましたが、やっぱり南ノさんは凄い才能をお持ちの方なんだなぁとつくづく実感しました。 (そして石田先生、お話しが的確で面白くて素敵ですね) 『白熊』は好きな作品だったので、とても嬉しいニュースでした。心からお祝い申し上げます!(*´▽`*)

  • おめでとうございます!

    南ノさん、このたびは受賞おめでとうございます! さっそく動画を見て、『奇譚草紙』の「白熊」を読み返しました~^^ 「白熊」は切ないけどほっとする読後感で、何度読み返しても好きなお話です! 講評でお三方が「村上春樹」っぽいと言っておられたのが、ちょっと不思議に思いました。 戦前が舞台の物語が多いからか、今まで南ノさんの作品を読んでいて、ハルキっぽさを感じたことはなかったので…… 「白熊」は現実の日常生活のなかに、夢占い師の白熊という超自然的なキャラクターが出てくるんですよね。マジック ... 続きを見る

  • おめでとうございます!!

    三奈乃様 受賞おめでとうございます。 YouTube見てきました! 三奈乃さんの作品が一番初めに紹介されて、絶賛で…。さすがというか当然というか本当にかっこいいです! ご自身のお名前が好きな作家様の口から出てくるなんて……この上ない喜びですね。 三奈乃さんのお力なら軽く一丁! というところかと思いますが、それをさらりと成し遂げられる 三奈乃さんがやっばりすごいです。 「白熊」はどこかで読ませていただけるのでしょうか。。。 重ね重ねおめでとうございます!!

  • おめでとうございます! さすが〜〜。

     南丿さん、おめでとうございます! YouTube見てきました、受賞作の中で一番最初の紹介でしたね。審査員お目が高い!書評も絶賛でしたね。これからの指針を石田さんが話されているとき、「構成の難易度があがるけど」〜のくだりで(それくらい南丿さんなら軽々とやってのけられるわよっ)と心の中で叫んでしまいました。さすがーー、おめでとうございます!

  • のめりこむように読んでしまいました

     すごいものを読ませていただきました。一文一文に張り詰めた緊張感を感じるほど繊細な文章からあふれ出る熱い感情に心を持って行かれました。最初を読んだだけで引き込まれたので、これは少しずつ大切に読もうと思ったのに読むのが止められません。彼女たちが抱える負の感情が悲しければ悲しいだけなぜか研ぎ澄まされた美しさがあり、少女達の危ういスキンシップや、水浴のシーンなど心がうずくような純粋なエロティシズムを感じました。そして、この物語が心に深く入ってくるのは地の文章の丁寧な表現の賜物だと強く感じます。14話か ... 続きを見る