猫をさがす

[ファンタジー]

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16歳のわたしは、猫をさがしていた――

ファンレター

少女と女性の間

幽界から迷い出たような不思議な少年と少女の話。読みかけたら止められない魅力がありました。
この二人の絡み、特に最後の辺りで少年が入ってはいけない道に対して言及するところが印象的でした。
そして、なんだか第二次性徴を持て余している少女の、大人へ至る前の危うい美しさを感じました。そんな期間だからこそ見ることができた幻影だったのでしょうか。短いながらも、読み応えのある作品でした。

返信(1)

不二原さん:
不二原さんが書いてくださった通り、この主人公は自分を「持て余している」ところがあります^^;自分の“からだ”がうまくコントロールできず、“隙間”のようなものを本人も感じているのですが、そういうところに、ふっと魔が忍び入ってくるのかもしれません……。
ある時期の少女の、本人すら意識していない無防備さ、その「危うい」匂いみたいなものを感じていただけたとしたら、こんなに嬉しいことはありません(*^^*)
いつもお心の籠もったレター、本当にありがとうございます!

P.S. 「不二原さん、きっとお忙しいのだろうなあ」と思いつつも、一読者として、不二原さんの新作をずーっと、心から楽しみに待っております~^^