第一節 複雑な肉体 四

文字数 7,346文字

翌日
 「いいのか。私たちに家に着く道順を教えて」
「いいも何も私がいなければ移動できないのは不便だろう」
靴を履いた私は式台から立ち上がり空喰に振り返る。洋服の厚手の上着を雑に和服の上から着ている私や朔と違い彼女は羽織を着ている。おまけに今日も髪型は違うばかりか髪飾りまでしている。
「それはそうだが」
因みに今日の彼女の予定は川で魚を釣るらしい。彼が商業箪笥を背負い立ち上がる。
「私たちはもう行く。間が合えば一つ目と帰るつもりだ」
彼女は戸を開け一足早く外に出た朔を見る。
「遅ければ向かいに行く」
空喰は視界から朔がいなくなると思い出したかのように私にそれを言った。
「空喰はもっと過保護だと思っていたが」
「私からしてみればカスペキラが連れ出すといった方が意外だ。こんな山奥に住む奴がわざわざ災いの種を撒くようなことをするなんて」
「え………………」言われてみればそうだ。「確かにそうだな。気づかなかった」
彼女は驚く私を見て
「何だそれは」
と微笑んだ顔で呆れて言った。



数時間前
 早朝に床を伝い誰かが歩く音が聞こえた。まどろみの中だったがすぐにそれが誰かわかった。私が手を机の上に置きのそのそと起き上がる。
「どこに行く」
「……逃げるつもりはない」
戸口に手をかけた彼は背を向けたまま答えた。私は落ちそうな瞼を拭い暗い戸口の前に立つ彼を見る。
「今日は私の手伝いだ。いつもより多くの物を駐屯軍に運ぶ予定でな。君に手伝って欲しい」
「………………。」手を動かし引戸を開ける。彼の格好は昨日と変わらず薄着だった。「わかった」
寝起きにふと水を飲みに行くように少し猫背の彼は土間を出て引戸を閉めた。それはまるで自身の意志がそこに介在してないかのように思える可笑しな足取りだった。

 「待ってました待ってました!」
女性寮のテントに入るとすぐに一番背の低い須藤が抱きついてきた。そして私の髪に顔を近づけ肺一杯に息を吸う。正直気持ち悪い。
「気持ち悪い」
私の口は正直だった。風呂敷を持ってない片手を彼女の体に押し当て剥がそうとそこそこ意地になる。彼女は彼女で鼻息を荒くして蜜にたかるゴキ–––––カブトムシのようになかなか剥がれない。
「きゃー、えっちえっちだよー!そんな刺激的なところ触るなんてイヤ――!」
彼女は艶かしく言っているつもりだろうが実際は蝉のような五月蝿い声だ。鼻下を伸ばし近づく様は山猿と見間違えるほど欲に忠実だ。いや、それは猿に悪いか。
「すみません」身長の高い女性が須藤の後ろ襟を掴み片手で持ち上げる。「この子ったら後で沈めときますね」
おっとりした鼻声だ。特徴的な声なので顔を上げなくても詠垓だとわかる。
「ありがとう。万年発情期を剥がせなくて困っていた」
須藤は首を絞める襟を首から引き離そうと両手を必死に動かしている。詠垓はわざわざ彼女を上げて首をさらに襟で締めてから手を離す。
「お世話になっている先生にトラウマを植え付けるなんて赦せませんから」
尻餅と地面が衝突したあまりの痛みに須藤の背筋が瞬間だけ伸びた。須藤は両手で尻を押さえ顎に皺ができるほど唇を噛み横に倒れた。
「わたじは……えむじゃなイ」
「前に言われた冷え性にいい漢方や他のものと私の髪に使っている油を持ってきた」
私と詠垓は瞳の片隅にも須藤を入れない。
「本当にありがとうございます!」彼女は飛び跳ねるように踵を上げ両手を胸元で重ねて満面の笑みで喜んだ。「お風呂上がりにはいつも髪がきしんで櫛を通すのがつらかったんです。髪を切ろうかと本当に悩んでいましたがカスペキラさんのおかげでお母様が褒めてくださった自慢の髪を切らなくてすみます」
肩にかけた風呂敷と手に下げた風呂敷を詠垓に渡す。詠垓はそれらを片手に纏めて持つと膝を曲げ私に抱擁する。そして「ありがとう」と心身に沁みる声で言った。
「お前は大袈裟なんだよ」
テントの一番奥にいた一条が言った。彼女は両手の親指だけを床につけ腕立て伏せをしている。もう寒い時節だが上着はスポーツブラだけだ。筋肉の密度の濃そうな上腕二頭筋や鉄板のような僧帽筋などの背中の筋肉が汗で濡れ照っている。因みに前回も彼女は体を鍛えていた。
「一条さんは髪が短いからわからないんですー。ミディアムのシンセイさんならギリギリわかるはずです」
「私の知る限り毎晩櫛を通して髪の状態に悲鳴を上げているのは詠垓だけだ」
「ですけどシンセイさんも喜んでいましたよ」
詠垓は私から離れて汗で髪を濡らす一条を見る。
「あれは匂いが気に入っているだけだ」一条の口角が緩む。「なにせあいつは獣だからな」
「うーん」詠垓は眉間に皺を寄せ環状のテントの屋根を見る。ここのテントは人間の本陣よりも少し大きいが六人のベッドが押し込まれているせいであまり広そうには見えない。さらに下着を含む衣服をここで干しているためなお手狭に思える。「否定はできませんがもっとオブラートに包むことはできませんか。彼女は淑女ですよ」
テントの入り口の幕が内側に捲れ陽光が入る。私と詠垓が見るとシンセイが腕で入り口の幕を捲り入っていた。
「ここに百味箪笥を置くからな」
シンセイはそう言って私の隣に置きすぐにテントの外に移動する。
「これを持っていた男の子は」
私は入口の幕をすぐ捲り半身を外に出して彼女の手を掴む。
「大丈夫だ。あいつは私の先生になるからな」
「先生?」
詠垓が首を傾げる。
「どこかに連れて行くつもりなら許可はできない。彼は––––––」不意に彼がテントの外側にいることを意識してしまう。「私の助手だ」
「え?いや捕虜だろ」
私の眉間の上の血管が一瞬浮き上がるのを感じる。その感覚は不快だった。
「そうだがそうじゃない」
「隙あり」
須藤が飛蝗のように下から飛び上がり私の胴体に抱きついてくる。それも両足を地面から離して私の背中に回してきた。彼女の体重を支えきれない私はあっというまに倒れ彼女が私の上に乗った。
「まぁ、午後までには返す。うまい肉と共に帰ってくる」
「待て、何を考えているか知らないが勝手なことはするな」
シンセンは私の言葉を意に返さずどこかに行く。私は体を必死に左右に動かして軟体のように体に巻きつく須藤の体を剥がそうとする。しかし全く離れる様子がない。見かねた詠垓が先ほどと同じように襟裏をつかんで持ち上げる。須藤は息苦しそうに悶えるがさらに体に強く巻きつく。
「一条さん。お願いです。手伝ってください。カスペキラさんの顔が苦しそうです」
「十分後」
「そんなー!」








 私はともかく家から逃れたかった。地元の人間に嫌われていたからも多少は入るが一番の理由は父からだった。
 私の故郷は旧アメリカの分裂した内の一つの都市国家だ。かつて超大国になったアメリカは繁栄の限りを尽くした。さまざまな民族が集まり隔たりなく民衆が政治に参加できたその様はまさに民主主義モデルの成功例だと言ってもいいと思う。だが諸民族を統合するために–––アメリカという国に帰依させる為に倫理に反する行為も数多くしてきた。大きな一つの事例としては民族の対立で起きる内部の闘争心を外部勢力に向けさせた。端的に言えば戦争をすることによってアメリカ人に共通する敵を造りあげ国民感情を煽り国民間の一体感を与えた。当然アメリカ国内にある人種間の軋轢を解消する手段にはならなかったがその場その場を凌ぐ手段としてはいい結果を残した。しかし、アメリカ末期になるとその埋まらない軋轢をついた政治家が台頭する。歯止めの効かない貧富の差、埋まらない植民地時代に対する歴史観の溝、移民並びに難民問題、人口比率の半分を占めなくなった白人の危機感などアメリカにあるいくつもの対立構造を刺激し決定的な軋轢を生ませることで支持を獲得していった。敵対心を煽ることで一部の国民を仲間につけそれ以外を敵とし団結をさせた。それは皮肉にもアメリカが今までやってきた戦争により国民を統合する手法と酷似していた。それに連なるように世界各地で起こるテロリズムが世界的に民族間での亀裂を深くさせた。さらに世界に猛威をふるった感染症が人種間での広まりの格差を顕著にさせたことにより低所得者が多い人種は実態に関わらず感染源として中級所得層以上の人間たちに忌避された。それらが及ぼす社会不安や経済不況や………崩壊する要素があまりにも多かったためそれらだけが理由ではないが結果として歪にも民族融和ができていたアメリカは崩壊した。皮肉にも彼らの強みであった人種の違いが崩壊を招いた。
 私が生まれたのは白人が建国した宗教都市国家(旧アメリカからは都市国家や州国家しか生まれていない)。旧アメリカだった頃からあった政府から半ば独立した都市だったらしい。アメリカの崩壊を機に自分の思想に合う人間が集っていき領土が拡大し都市国家になった。父の世代の曽祖父はその建国に関わったところにあたる。だから曽祖父が持つ人々が建国した物語を聞き続けた父が曽祖父の思想を強く引き継がないわけがなかった。これは父に限った話ではなく父の世代にとってはごく自然な流れになる。そういった建国に関する物語を共有することで自身がこの都市国家の住人であると強く自認させる作用がある。都市国家の政府は明白にそれを意図しており都市内の至る所に建国に関する話題を置いている。テレビや博物館や学校までもそれらを広報する媒体として使われている。そんな環境で育った子供達も当然都市国家の意向にそって大人に成長していく。無意識にそう育った父も私がそうなると信じていた。私もそこで言う普通の人間ならそうなっていただろう。白人至上主義者で原理主義が集う極端な街に小麦色の肌をした私が生まれた。どうやら母は父に純粋な白人一家だと嘘をついていたらしい。ここを出るまで私はそれは私だけの不幸だと思っていた。だけど、今となっては父にとっての不幸だとも言えるかもしれないと思えるようになった。

 彼は独りだった。臆病な男たちはすれ違いざまに彼を警戒して通る。人出はあまり多くないが高圧的な大人の態度ほど子供にとって痛いものはそうない。だが彼らがそうする理由を責めることはできない。子供であっても一度戦ったからには最期まで戦った罪を背負わなければならない。とまぁ、脳弁はたれてみるが集団の中にいる孤独を幼少期の頃に強烈に叩き込まれた私が無視できる理由に足るものはなかった。
「少年の名前は」
蒲公英のような色鮮やかなイチョウが大地に広がっている。それは真上にある太陽の光を水面のように反射させている。そのおかげで暖かくないはずの足元が太陽に触れているように思えてなんとなく暖かく思える。頭上にあるまだ落ちてないイチョウの葉を見ることは風情があっていいかもしれないが私たちは視界をやや下に向けている。私の背中にはサプレッサーを装着したライフルがある。
「古徳 朔です」
彼は動物がいた形跡を探すのをやめ私の顔を見て言った。彼の雰囲気は少年というにはやや大人びているように思える。より近い感覚で言えば擦れた大人の感じがする。理想や夢を求める活力が感じられないせいだろう。あぁー、あと子供の割には妙に礼儀正しさがあるのも一つの要因かもしれない。同じ年齢ぐらいの時の私は人の顔を見て挨拶するなんてできなかった。
「シンセイだ」彼は私の顔を一瞬だけ見開いて見た。私の髪はオールバックだから彫りの深い目や色の薄い瞳や高い鼻がよく見えただろうな。「珍しいか。外国人なのに日本人のような名前で」
「すみません」
「古徳が………うん。朔の方がしっくりくる。朔が興味にかられ見たこともそれがすぐに失礼だと思い私の瞳に視線を戻したこともわかる」私は微笑んで彼の肩に手を置く。「違いを知ることは面白いからな。仕方ないことだ」
「……」彼は瞳を伏せる。まるでため息をしたかのように顔を地面に向け動物の痕跡を探し始める。「そうですね」
判然としない肯定だ。どうやら彼には彼の事情があるようだ。
「それでも一昔前の日本に比べれば外国人の数はかなり増えたと思うが。私以外にあったことはないのか」
「それなりにあっていると思います」
彼はしゃがみ込み雑に斜めに切られた落ち葉を見る。そして何かに気づいた彼は周囲の落ち葉を除け始める。
「二世や三世とは会ってないのか」
その下にあった雑草の切り口も斜めに切られている。刃物のようにとはいかないが概ね綺麗に切ってある。私と違いかなり山を歩き慣れているようだ。彼が目配せする。私が頷くと立ち上がり歩き始めた。大地を彩るイチョウの葉は景観としては素晴らしいが痕跡を追いたい私たちからすれば少しだけ好ましくない。
「名前が僧のようだったので珍しく思いました」
「あぁーそれで。朔は色んなことを知っているな」
「私は……体験したことだけを知っているだけです」
「ははは」私は瞳を見開き歯が見えるほど口を開け笑顔になった。「生きているなその言葉は。識るものにしか言えない言葉だ」
「生きているですか」私は冷風が耳たぶの先を掠めるような寒さを覚える。「………………そうですね。知見しないで得た知識は偏狭的なものしか得られないと痛感しているからかもしれません」
丸まった小さい糞の塊を彼が見つけたと同時に私の視界のおよそ百四十メートル先に鹿が見えた。私は折りたたみ式の双眼鏡をポケットから出す。
「鹿の周囲に人がいないか確認を頼めるか」
それを彼に渡した。
「わかりました」
彼が双眼鏡を覗いている間に私は木が射線に入らない場所を探す。野生の動物は警戒心が強いのであまり音を立てないように急いでゆっくり歩く。鹿は頭をたれ落ち葉を食べている。葉を千切ると前歯で葉を掴み少し顔を上げ口の奥にやる。そして下顎を左右に動かして葉をすりつぶしている。私は百メートルほど離れた距離に立つ。鹿が耳を動かし始める。鹿は顔を上げ黒い眼で木々に被らない私を直視する。樹冠のイチョウを透かして地上にそそがれる斜光が彼女の眼に宿る生気をひしひしと私の瞳に刻む。私はこの瞬間が好きじゃない。腰に携帯したナイフを取り出し近くの木にさす。銃身をナイフの上に置きボルトハンドルを引き一発だけ装填する。だがこれは絶対に必要な過程だ。スコープは決して使わない。目視じゃなければ彼女の命を光を鮮明に感じることができない。
「誰もいないです」
引き金に指を当てる。指先の感覚が研ぎ澄まされていく。手から感じる血流の流れが私の生を感じさせる。同時に銃口の先にいる彼女の血流すら触れているかのように感じる。彼女が明後日の方に向き歩き始める。

 刹那に私の手は命を奪った。
頭蓋骨を貫いた弾が血を散らす。血は孤月のような形で黄色の絨毯を赤く染めた。立ち昇る硝煙は鼻腔を炙る。そのにおいは形容しがたい臭さがある。排莢した薬莢がカランコロンと軽率に地面で転がる。指先には実体のある軽さと実体のない重さが感触が残る。私は毎度安堵してしまう。この瞬間の拭いようのない生きることに対しての侮蔑が私がまだまともであることを実感させるから。
「このナイフ、使います」
彼は木に刺さったナイフを握る。私は銃を退かす。
「了解した。先生」
「先生はやめてください」
ナイフを引き抜き先に歩き始めた。
「なら互いに平等な立場で話さないか」
「俺は捕虜ですよ」
「刃渡りが長いナイフを持たせている奴がそんな肩書きを気にしていると思うか」
「––––––––早く解体しますよ」

 彼は洋服を脱ぎ木の枝にかけた。そしてその洋服のポケットから紐を取り出す。彼は和服の袖を纏めるつもりらしい。私の師が言っていた現代の若いもんと彼は相違点が多いように思える。
「着物も着慣れているのか。すごいじゃないか」
「私が受けた依頼のおおよそ半分は長い歴史を持つ家や伝統を重んじる人や物の怪たちでした。私の不手際で服が汚れた時などに貸し出してもらえる服が和服しかないことが多々あったので気がつく頃にはという感じです」
「狩猟の仕方は」
「それは私の師匠が教えました」
袖を背中にまとめた彼は最後に左肩にかけた紐を引っ張りたすき掛けを完成させた。枝にかけた上着からナイフを取り出し目を開けたまま横に倒れた彼女の頭の前でしゃがんだ。彼女の瞳に瞼を重ねさせ上に布を置く。
「朔はわかりやすいように手解きしてくれるだけでいい。主にやるのは私だ」
彼は鹿の前足の後ろをナイフで触れる。私は鹿に近づきそれを見て頷いた。
「ですが一度一通り見た方がいいと思います」
「自分で奪った命だ。やるべきことだと思うことはしたい。それに体験しなければ知識にならないと朔も言っていただろ」
私は彼の隣にしゃがみナイフを持つ彼の手の下に私の掌を広げる。
「先ほど示した位置が心臓のある位置になります」彼はナイフを私の掌に置く。「鹿の正面からナイフを刺し心臓の頸動脈を切ります」
ナイフを握った私の手に手を重ねて首にやや近い胴体を切先で触れさす。
「私がやるいつもの場所より高いな。やっぱり血抜きの仕方も間違っていたか。通りで血生臭いわけだ」
「一緒に刺しますか」
「心配しなくていい。私だけでやる」
彼の手が離れる。体毛に隠れた皮膚に触れる切先は彼女の呼吸で浮き沈みを繰り返し彼女の生きた体を伝える。ナイフを握る手は彼女が放出する熱を鋭敏に感じている。植物状態になっても心臓が動く限り生きていることに相違はない。ナイフを強く握る。腕を前に押し出し彼女を刺し奥に奥に刃を沈める。刃が入った穴から血が溢れる。引き抜くと彼女の呼吸に呼応して血が勢いよく噴き出す。彼女が息を吸うたびに肺から空気が抜けていくようなか細い掠れた息の流れが聞こえる。人の血ほど臭くない赤い液体から蒸気が上がっている。秋の空気に慣れた私の顔を人肌くらいに温めそれはさらに上がっていく。
 蒸気が空に近づき融けていく。胴体の収縮が徐々になくなっていく。噴き出す血液量も衰えていく。彼女の吐息がなくなる頃には全てが終わっていた。薄い雲が斜光に重なり淡い影がそことなく肌に寒さを思わせる。私たちは合掌する。冬の到来を予感させる静観した時間で瞳を閉じて黙祷を捧げる。いつもこの時間は雲の流動が聞こえると思えるほどに物静かで空を近くに感じる。
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