第一章 想い多きこの世界で 三

文字数 7,526文字

 大きな和室を襖で三部屋に区切った部屋が朔とひのかが貸し与えられた部屋だ。ひなびた太陽がひのかの布団を人肌に暖まらせる頃に携帯のアラーム音が響く。縁側の障子の足元に立てかけた携帯を取るためにひのかは立ち上がり眩い太陽に向かい歩く。腰をおろし携帯を取り上げる。そして障子を開けて柔らかな光陰が入り組んだ昨日の夜とまた違った姿を見せる庭を茫然と眺めた。重いまぶたが自然と上がっていく。隣の障子が敷居と擦れる音が聞こえる。
 あの人が起きたんだ。
朔の部屋から布団を持った晶が出てくる。
「あ、今からご飯の準備をするね」
「ありがとう。晶」今日のご飯はなんだろう。ひのかは晶の作るご飯を想像するだけで楽しくなり笑みがこぼれ————-。
「って、違うよ」
「え?————」
晶が立ち止まる。どうしたの?と首を傾げひのかの瞳を見る。
「あの人はどこにいるの」
「えっと、—————」片足を上げ布団を一瞬だけ腿に乗せて布団を持ち直す。「私もよくはわからないけどかなり朝早くから出ていくのを廊下で見かけたかなー」
「かなり早くって」
ひのかが布団を持つ晶に手を重ね持つよと言った。ありがとうといい晶は少しずつ布団を手放す。
「私が起きてお手洗いに行った後に見かけたの。だから、正確な時間までは…………。」
「また今日も依頼の内容に触れずに終わってしまう」
鼻の真下にあるふかふかの毛布に顔を埋め深い溝をつくり深いため息をつく。
「今日も私の手伝いをしてくれると助かるわ」
「喜んでするよ。けど、今だにあの人に任せっきりなのも」
「聞いてなかったの?昨日も今日もひのかちゃんのお仕事は私の手伝いだって」
顔を上げてさらに眉を上げて晶を見る。
「聞いてないけど」
少しふてくされて答えた。晶はふふと微笑んだ。
「なんとなくそんな気がしていた」
「いいの?晶は?私たちが何者かわからないままで」
晶は再び朔の部屋に入る。
「ひのかちゃんといると楽しいからいいも悪くもないよ」
と口角を少し上げ楽しそうに言う。
「依頼の内容もわからないのに私たちに何も聞かないの」
晶は朔とひのかの部屋を仕切っている襖を動かし朔の部屋からひのかの部屋に入り布団をよいしょと勢いよく持ち上げる。後ろで結んだ御団子の髪から少しだけほつれ髪がうなじをなぞり垂れ下がる。どこか妖艶で所帯染みている彼女は自分より遥かに大人のように感じる。しかし、なぜか縁側から差し込む光に照らされた片側の顔が襖に区切られたさらに奥の部屋を見て立ち止まっている姿は哀愁がある少女に見える。少しだけの間だったかもしれないがひのかの目には一枚の写真のように焼きついた。
「ことが終わったらきっと話してくれるから大丈夫」
縁側の廊下に出てきた晶はいつも通り可愛らしくも落ち着いたものだった。こっちにきてねと言い前を歩き始める。太陽の光と影が交差する回廊は足の裏を仄かに温めて陽だまりを匂わせたり雪のように足裏を冷やしたりする。
「ねぇ、なんで晶はあの人のことを信じてるの」
「それは彼が情に深いから」
「悪い人じゃないって思うけど情に深いとは思わなかったな」
初めて会った時より昨日の方が話しやすかった。そんなことしかひのかはわからない。とても冷たい目をして何を考えているのかもわからい。だけど今ではあの人はきっとわからせないように努めていたんだとも思ったり思わなかったり。情に深いかはわからないけど目が覚めたときに私を一瞥した本に隠れた顔は少しだけいつもと違うように思えた。







 「ひのかは本当に連れて行かなくてよかったのか」
「連れて行く理由がない」
「わざわざ、こんな朝早くに出立してまでひのかを離したいのか」
昨日に訪れた山の中を彼らは歩いている。膝まで生えた草を掻き分けしばらく歩くと石畳が小川のような緩やかな道をつくる街道にでる。それに覆い被さる林冠から漏れ落ちる光はさながら水が落ちているように空から滔々と降り注いでいるように見える。人の手が定期的に入るわけでもない石畳の道はやはり落ち葉の一つもない。歩いていると小石がつま先にあたり転がって行き亀裂がはしる石の線をなぞり環状の大きな凹みの中に落ちていった。「この円形の凹みはなんだ」と朔が言った。先頭をあるいていた男は歩幅を小さくしていき立ち止まるかと思ったがなに、気にすることはないと他愛ないことのように言うとすぐに歩幅を戻した。そこから階段に差しかかるまで会話は何一つなかった。男は普段はお喋りなくせにここに入ると無駄な会話をしない。それでいて普段のように振る舞おうとするものだから違和感を感じない方が無理がある。
「ここの場所は気づいていると思うが現世からすこし離れた場所だ」
俺たちは顔を伸ばしても終わりが見えない階段を一段一段積みかさね歩く。苔むした階段は遠くから見た時は緩やかな緑の起伏のように見えていたが足元から節々に顔を出す平らな石は人工物そのもだ。
「ここで何をすればいいんだ」
「最悪の事態になれば朔の力を借りることになる」
久しぶりに長い階段を登った朔は息が少し上がり会話に注力することは難しいと判断する。この場は黙ることを選んだ朔は質問することをやめた。飛ぶ鳥が一羽も見かけない不自然な空に巨大なかなとこ雲が堂々とそびえている。



 ようやく登り終える頃にはかなとこ雲が太陽を隠し彼らの足元を影に変えていた。額や頰から汗が垂れ落ち服を濡らす。男が汗の一つも出さずにあまりにも自然体でいるものなので朔は一度だけ大きく息を吸い込みそして口から息をだし荒れる息を無理矢理に制して平静を装う。
「驚いた。あいつがよこした人間がここまで普通だとは」
「初めからそうだと言ったはずだ」
頰を拭い朔が答える。
「ここからが本題になる」男は祠に顔を見やる。そこでようやく朔は雲の影よりも一際濃い影を落とす祠があることに気付いた。「ここの山の成り立ちは聞かされているか」木の節々が腐り茶色く風化した祠に歩いて行く。
道中の街道は落ち葉一つさえも落ちていない不自然なほどに綺麗な道のりが残っていたがこの祠は人に忘れ去られて数百年の時を過ごしたもののようだ。人がここに立ち入ることはあり得ないので当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが祀られている御神体がいる祠なのにそこだけ朽ち果てそうなのは道理に合わない。朔が気にかかったのはそれだけではない。祠に対して後ろを振り向けば見える鳥居や長い石畳の街道は自分が見ている小さな祠に対しておおがかりすぎていると感じざをおえない。
「そう、思い詰めた顔をするな。私を超えなければ害はない」
「自然崇拝でできたただの祠じゃないのか」
「違う。……………と断言することはできない。言うなれば。そうであってそうじゃない」
「——————御神体はあんたに関わるものじゃないのか」
「それも正しくあって正しくない」
「———。俺の聞き方が悪かった。———」
「そうじゃない。神秘性を秘匿するためじゃない。ここの山の成り立ちに関係することだから元々話すつもりだった。そして、私自身の話も」男は細身の腕を寒そうに組み体を小さくする。「—————あの雲は分厚すぎるな」退屈そうな笑みを浮かべそう言った。







 始まりはいつになるかわからない。私が生まれた時にはここはもうできていた。私にあった認識は祠のものを自由にさせてはいけないという強い思念が頭にあるのみだった。私の存在が私自身でも認識できるようになった時だ一人の人間が現れた。私のことを見るやいなや目を見開き珍しい蜥蜴や蝶々を見つけた少年のように私をまじまじと見た。
「いやー。まったくもって面白い。最初は御霊信仰だと思ったがそんなことではあらず。何かと思えば想いであるとは。誠に良いものを見せてもらった」
彼はそういうととても満足げな表情で我が子を撫でるように背を伸ばし私を優しく撫でた。
「ここに適任者を派遣するその一族と代々ことをなしなさい」
そう言い彼は心の底から愉快そうに大いに笑った。見ているこっちも一緒になって愉快になってしまうほどそれはいい笑いだった。その男はその日で最初の最後でその後にここを訪れることはなかった。だが、この日以降の数百年間で愉快なことが何もなかったためなのか。私は今でもあの人間を忘れることがない。

 そして、時が経ち時代が移ろうごとに人との交流は少なくなった。未だに山から降りたことがない私は外の世界で人が持つ私たちに関しての関心が薄れて行くのを知るはずもなかった。
 そして、さらに時が経ちその一族とやらもついぞこなくなった。その出来事は私の不運にかさなることでもあった。その日をむかえる数十年も前から私は力が落ちていることを自覚していた。それだけならまだよかったが祠に祀られたものの力が反比例し強まっていた。その中での一族の欠落は相当な痛手だった。いつ暴れだすかわからない彼らに私はとても強い警戒心を持っていた。自分でも何かはよくわからないが祠の彼らは何がなんでも世に放つべきではないと私の体と心に奥深く埋め込まれた戒めがそう強くうずいた。力が失われていく理由もわからず彼らを外に出さないために力を使う。自らの存在をかけてまでもやるべきことなのかもわらぬまま。私はそのとき初めて疑問を持った。私という存在は何なのか。私が思う外とはいったい何のか。いくら問いかけても答えが出ることなど決してないのに私はそのことばかり考えて時間を浪費した。無駄だとわかりながらそれを飽きずに考え続けたのは自分が命を賭してやっていること自体が時間を伸ばすだけの無駄なことだと自覚していたから。そこからはどれくらいの時が経ったのかは覚えていない。かなり長い時間が過ぎたのかもしれない。短い時間が過ぎたのかもしれない。自分という存在に強い自覚を持ってから夜が長くなった。太陽が沈むと胸が下に抜け落ちる空虚な気分になった。春になると桜が咲くまで多くの時間がかかることを知った。そして、桜が刹那にしか咲かぬことを知った。夏の虫はとても騒がしく煩くてたまらないはずなのにポツポツと声が途切れると虚しくなる。木の葉が散り色気づいていた緑が老年の茶色に姿を変える秋はとても寒くかんじた。せわしなく変わる天候に左右されていくうちに秋の風に木は葉をつれさられる。やがて山の中の時間は止まり川の流れさえ聞こえなくなる。一面が銀世界になると自分以外の全ての生き物が本当に死んだと思ってしまう。いや、そうだと本当に思ったことが何度もある。そして、そう願ったこともあった。もし、そうなったら私も朽ちてしまうだろうと思ったからだ。だが、感情とはままならいものだ。そう思いながら更けていった夜の先に見える光明は白銀の世界をとても煌びやかにうつす。湿気の混じらない綺麗な空気が曇りなく光をみせつけ私の眼光を熱くさせる。微細な氷が何層にも重なった白銀の世界の輝きはとても複雑で粒の一つ一つずつが太陽を乱反射させ曇りなく太陽の暖かさを世界に広げる。
 「本当にここにこんなところがあったのか。灯台下暗しとはこのことだな」
誰かが言った。鳥居にもたれかかり下の景色を見ていた私に一人の男が階段から私を見上げた。
「貴方様は遠い昔にある一族と祠の管理をなさっておられた方でよろしいでしょうか」
群青色の着物を着た男が赤い鼻を向け問いかけた。着痩せしているせいなのかその男は身長の割には小柄に見えた。
「お前たちが一方的に反故にしたものだ。だが、元々正式な手続きを踏まれたものでもなかったのも事実だ。見なかったことにしてやるからここにはもうくるな」
「———————-。」
男はあっと口を開け珍妙な顔で私を見た。私が譲歩した提案にありがたく思うそぶりを見せずそんな顔をする男に思わず眉間にしわがよった。
「あ、いや、実際に会えば必ずただ事では済まないと思っていたもので。穏便な提案をされるとはつゆほども思いませんでした」
「なら、なぜここに寄った。殺されにきたのか」
「そうですね」男は私に背を向け上から見える白銀の景色を見ると息をついた。「——ここから見える景色は想像以上に綺麗ですね。貴方様が見惚れるだけある」
「私が————?」
「それはそれはとても熱心に見られていましたよ。現に私が階段をのぼりきる三段ほど手前で私の存在にお気づきになられた」私は男が立つところから男の足跡を目で辿った。「死にたくはないですが条件次第ではやぶさかではありません」
男の足跡は樹氷がアーチ状に重なる密集する枝の手前まで確認できた。私が視線を男に戻すと今だに背を向けたままだった。顔は見えないが変わらない声色で話す男は見え透いた嘘をついているようで不快に思えた。そして、同時に自分が庇護する枠に入れていた人間に対しても落胆した。
「貴方様はここの階段を下りられることはないのですか」
「降りられるなら降りている」
「貴方様は自分の生まれた経緯に疑問をお持ちになったことはないのですか」
「——————知っているなら苦労しない」
「なら、よかったです」男は私の方を向き「それだけでもここにきた意味がありました」と白い息を出し嬉しそうに言った。そんな顔をする奴はいなかった。私が今までかかわった人間は生真面目な小難しい顔で私を睨んでいた。私は少し驚き表情をほんの些細な時間ほどかためてしまった。しかしなぜだがとても懐かしい気がして腹の底がむず痒くなった。つられて楽しそうにほんの少しだけ唇を緩めてしまった。そのつかぬまに男は私の手を引っ張り二歩ほど歩かせ一段目を降らせた。
「私も最近気付いたのですが生きることは窮屈なようで案外自由なのです」
私は外に出られたことに様々な感情が滝や渦や濁流のようになりよくわからなくなった。出られたらと思わない日はなかったが出る時がまさかこんなあっとういうまに来るとは想像だにしなかった。目にしている光景と頭の中の思考がとても噛み合える状況ではなかった。だが男がわがことのように嬉しそうにしている姿を見るとどんな感情よりも懐かしさがこみ上げなぜだが私は無性にあの男に会いたくなった。









 

 「愚かな話だろ。巻き込まれたお前は私を叱責する資格がある」
男は自嘲する笑みを浮かべ俺にそう言った。俺はそんなことをする気になれなかった。それは俺が博愛の精神に溢れるやつでも男の行為に共感したからでもない。ましてや、理解を示したからでもなかった。俺が知っていることはあまりにも大きな選択を委ねられた個人はそれを理解しながらどうしようもない、考えるまでもない選択の間で悩むことがあるということだった。そこには合理性なんてない。目の前にいる人間と知らない多くの人間を天秤にかける。目の前の人間が守れないのにたくさんの人間が救える。たくさんの人間を犠牲にすれば親しい人間が救える。———きっと、どっちを選んでも後悔する。そして、かならず罪を背負うことになる。




 月夜に背を向け朔は自室で障子にもたれていた。障子の組子の濃い影の先に壁に立てかけられた刀がある。部屋の中は水で薄めていない黒色の絵具でキャンパス一面を染め上げその上に薄く伸ばした白を塗ったような明るさだ。暗闇がとても濃いのにぼかした月明かりが決して視界を一色に染めない。そんな曖昧な夜だ。
 影が刀を黒で隠しているが床に接している小尻はぼやけた光のせいで見える。朔は疎ましく思いながらも刀を視界にうつしている。その最中、白い光の線がぼうっと見えた。朔が手をかざすと線は歪み薄く広がり消える。しばらくするとまた淡い白が見えた。また、朔はそれを手で掴もうとしたがすり抜けると思うととても虚しく思えて手を伸ばすのをやめた。白いもやは躊躇いながら少しずつのそのそと上にのぼり結局消えた。自分が触った時より自然に消えていったがどのみち消えるのかと思うと愉快なものには思えなかった。
 ———————お香————なのか。
立てた足に力をいれ障子にもたれないように気をつけて片足だけで立ち上がる。障子を開け顔だけを出し左右を見る。女の部屋の隣部屋から白い煙がかろうじて見える。こんな夜じゃなければ見えることはなかっただろう。そう思いながら何気なく線をなぞりあるいていく。
「おや、今はみんなでご飯を食べているころじゃないの」
朔が部屋の前で立ち止まり障子を開けようとした時、静かな夜に似合う澄んだ声が語りかけてきた。到底、人と話す気分ではなかった朔は開けようとした手を止めそのまま立ち去ろうかと考える。
「久人さんの————」立ち去ろうとした足が止まる。「依頼を受けに来た方でよろしいのでしょうか」
躊躇いがちに言い放った言葉であったが立ち去る足を強引にどうにか止めようと早口に言っていた。よもや話をしたくて言った言葉じゃないとすぐにわかった
「———————そう……………です」
息を小さくすいこみかすれた声で答えた。
「とても不躾で申し訳ないのですがこちらに来て頂いてよろしいでしょうか」
「…………私は久人さんのことは存じ上げていませんのでご期待に添えるかどうか」
「そう、…………それはとても残念だわ」彼女がため息を出すと部屋から燻りゆっくりと漏れ出ていた煙がすっと暗闇に溶け出し消える。静まり返る夜に虫のさざめく音が雅に庭の中で響音する。池庭に浮かび上がる鼠色の雲が月を曖昧に隠している。
「———————よければ、お香を焚いてもらえないでしょうか」
「あ。いえ。私は先ほど申し上げた通りに久人様との面識は————」
突然、障子が開きまぶたを閉じた着物をきた微笑んだ女性が現れる。頬骨や鎖骨が嫌に目立つ。誰がどう見ても健康とは言い難い体型をしているが背筋を張り麗かな立ち姿をしている。歳をとっているがその姿は朔が夢で見ていた若い時の彼女そのものだ。
「今日は気分がいいのです。体も言うことを聞いてくれて。ちょうど、一人で過ごすのはもったいないと思っていました」
「ですが、私は口下手で」
彼女はまた微笑んだ。その笑顔は朔がそのまま見たことがあるものであった。
「お気になさらず。ばばあの独り言に相槌をうってもらいたいだけなので」
「—————————」
「いかがされましたか」
「————————いえ、なにごともございません。私でよければ謹んでお受けいたします」
「ふふふ、そうですか。ありがとうございます」
ただなんとなく朔は話を聞くことを選んだ。いや、なんとなくと思うこともなくただ自然と言葉がでただけなのかもしれない。
 ただ曖昧に物事が進んでいく。水の上を漂う海月の方がよっぽど当てがある。零落し名前をなくした信念しかなくなってから彼はずっとそう生きてきた。
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